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人間を自動追尾し撮影。SpotCamがネットワークカメラ2モデルを発売

映像を保存するクラウドストレージは「永久無料」で提供

 SpotCamは、Wi-Fi通信によりクラウドストレージに映像を保存できるネットワークカメラ2モデルを発売した。Amazon.co.jpでは、可動式のカメラで自動的に人間を追尾して撮影できる「SpotCam Eva 2」が6999円、対角140度の広角が特徴の「SpotCam FHD 2」が5899円で販売されている。

 SpotCam Eva 2は、カメラが水平360度、垂直90度の範囲で可動。8倍のデジタルズームも搭載し、後述するアプリから操作できるほか、人間を自動追尾しての撮影も可能。画角は対角110度。撮影できる映像は、フルHD(1920×1080ピクセル)、30FPSで圧縮形式はH.264。

SpotCam Eva 2

 8個搭載した赤外線LEDにより夜間でも撮影可能なナイトビジョン機能、内蔵したマイクとスピーカーを利用し、警告音を発したりアプリを通じて会話したりできる機能を持つ。人物の動きや音声を検知したときに、アプリやメールによる通知もできる。

 Wi-FiはIEEE 802.11n/g/bの2.4GHzに対応。付属のアダプター(5V/1A)により給電を行う。

 もう1つの製品であるSpotCam FHD 2のカメラは可動しないが、対角140度の広い画角を持つ。撮影できる映像、マイクとスピーカー、Wi-Fiなどの仕様は共通。ただし、赤外線LEDの搭載数は6個となる。

SpotCam FHD 2

 両モデルとも、設定や映像の視聴は、Android/iOS向けの「SpotCam」アプリ、またはPCのブラウザーから行う。撮影した映像は自動でクラウドストレージ「MySpotCam.com」に保存され、視聴はクラウド経由となる。

 クラウドストレージは過去1日間の映像を無料で保存でき、「永久無料で利用できます」としている。有償の「SpotCam NVR」を契約することで、より長期間の保存も可能だ。料金は、30日間の保存を1年間の契約で199ドルなど。

 クラウド連携サービスの「IFTTT」や「Conrad Connect」との連携機能も持つ。Google Homeと連携して映像をテレビにキャストしたり、IFTTTを介してAmazon Alexaと連携し、音声でカメラを操作したりといった使い方もできる。

 本体サイズ(高さ×奥行×横幅)と重量は、SpotCam Eva 2が108×75×75mmで238g。SpotCam FHD 2が120×80×80mmで95g。