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超広角映像が撮れるLTE対応カメラ「スマカメ Professional LTE 180」、プラネックスより発売

楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT VI」で動作確認済み。月額0円での利用も可能

 プラネックスコミュニケーションズ株式会社は、超広角パノラマ映像が撮影できるLTE通信対応ネットワークカメラ「スマカメ Professional LTE 180(CS-QS51LTE)」を6月上旬より発売する。市場想定価格は4万6200円。

 microSIMスロット×1を備えたSIMロックフリーのモデル。Wi-Fi通信には非対応ながら、IEEE 802.3af準拠のPoE受電が行える100BASE-TXの有線LAN接続にも対応する。0.1ルクス(月明り程度)の低照度でもカラー撮影可能なソニー製高感度CMOSセンサーを搭載し、IP65準拠の防水・防塵性能を持つ点は、2019年4月発売の「スマカメ2 LTE(CS-QS50LTE)」と同じ。

 CS-QS51LTEは、対角175度、垂直80度、水平175度撮影可能な超広角レンズを搭載。死角の少ない監視が可能となり、背面を合わせて2台設置することで、ほぼ全周を撮影できる。

 対応するSIMカードおよび通信サービスとして、月のデータ通信量1GBまで0円で利用できる楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VI」での動作を確認済み。画質や視聴時間を調整することで、月額無料での利用も可能としている。

 LTE通信によるデータ通信量の目安は、フルHD(1920×1080ピクセル)の最高画質で1カ月24時間の常時監視を行う場合で約326GB。同じ画質で、1日3分の映像確認に利用する場合は約0.68GB。動きの少ない映像では同条件で約0.17GB。

 映像はH.265による圧縮で、従来のH.264の約2倍の高圧縮率により高い解像度と滑らかな動きを実現する。動画のフレームレートは最大10fps。カメラは赤外線LEDを搭載しており、暗い場所では自動的にモノクロ撮影に切り替えるナイトビジョン機能も備える。

 設定や映像確認はAndroid/iOSアプリ「スマカメV」に対応。アプリで表示するQRコードをカメラで読み込むだけでSIMの設定が完了し、最大10台までのカメラを登録し、切り替えて利用できる。カメラ本体にスピーカーとマイクを内蔵しており、「スマカメV」などを利用して音声のやり取りが可能。動体検知機能も搭載しており、スマートフォンにプッシュ通知できる。Windowsアプリ「スマカメ」の最新版でも映像の視聴が可能だ。

 また、複数台のモニタリングや録画・再生が可能なWindowsアプリ「スマカメPro」にも対応。コストを抑えて本格的な監視・防犯システムを構築できるという。

 アンテナ部を含まない本体のサイズは約80×50×105mm(幅×奥行×高さ)、重量は約206g。