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AIで顔を追尾する会議用ウェブカメラ「TC-MSC200」、アイ・オー・データが発売

「TC-MSC200」

 株式会社アイ・オー・データ機器は、「AI顔追尾機能」を搭載したウェブカメラ「TC-MSC200」を7月末に発売する。AIにより人の顔を認識し、映し出す方向と範囲を自動的に調整してくれるのが特徴。会議中に参加者が増減したり席が替わったりしても、参加者全員が映るようにフレーミングされる。価格は2万4300円(税別)。

TC-MSC200の動作イメージ。一般的なウェブカメラだと撮影方向・範囲が固定されるため、人の顔が見えないことがある。TC-MSC200では、人の顔が見えるように自動的にフレーミングされる

 AI顔追尾は、カメラ前面のタッチスイッチでオン、オフ(通常のウェブカメラとして利用)、ポーズ(構図を固定)の3つのモードに切り替え可能。

 マイクとスピーカーも搭載。マイクは前面に2つ、上面に2つ設置されており、ノイズリダクション、エコーキャンセラー、オートゲインコントロールにより、こちらの声が相手に聞こえやすくなっている。なお、マイクの集音範囲は推奨3メートル、最大5メートルだ。

 対応するウェブ会議ツールは、Microsoft Teams、Skype、Zoom、Google Meet、Google ハングアウト、Cisco Webex Meetings。対応OSは、Windows 10/8.1、macOS 10.12~11、Chrome OS。

 カメラは360万画素で、最大解像度は2560×1440。ドライバーや専用のソフトウェア不要でPCと接続できる。インターフェースはUSB 2.0(Type-A)で、Type-Cアダプターも付属。電源はUSBバスパワー。

 本体の大きさは230×60×56mm(幅×奥行×高さ)で、重さは約390g。ノートPCやディスプレイの上部にツメを引っかけるように設置できるほか、三脚にも固定できるようにネジ穴が付いている。

ツメで引っかけるようにディスプレイの上部に設置できる
ネジ穴があるため三脚にも固定できる