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360度映像を180度×2などに表示できるウェブカメラ、サンワサプライ「400-CAM084」発売

「400-CAM084」

 サンワサプライ株式会社は、360度撮影できるウェブカメラ「400-CAM084」の販売を開始した。利用シーンに合わせ、360度映像の1画面表示のほか、180度に分けた映像を上下に表示することなども可能。直販サイト「サンワダイレクト」での販売価格は2万4800円(税込)。

 400-CAM084は、遠隔会議での利用を想定した200万画素のウェブカメラ。これまでは、会議の参加者全員の顔を写すためには複数台のカメラが必要だったり、参加者から離れた場所にカメラを設置したりする必要があったが、400-CAM084は360度の撮影ができるため1台で対応できる。本体に、2つのノイズリダクションマイクも搭載されている。

 利用シーンに合わせて、360度カメラで撮影した映像を6パターンのレイアウトに切り替えられるのも特徴。具体的には、360度の映像を2分割にして上下に配置する「180°分割」、1画面で360度の映像を表示する「360°パノラマ」、上段は360度で下段は1方向の映像を表示する「360°パノラマ+1画面」、上段は360度で下段は2方向の映像を表示する「360°パノラマ+2画面」、水平方向を90度表示する「正面90°」、水平方向を120度の範囲で表示する「正面120°」の各モードがある。

会議で400-CAM084を利用するイメージ
従来のウェブカメラとの比較。400-CAM084は360度撮影ができるため、会議の参加者の表情がよく見える
会議の全体像を撮影するには、遠くにカメラを設置する必要があった。しかし400-CAM084は、会議中のテーブルの中央に設置するだけだ
400-CAM084で撮影した360度の映像は、さまざまなレイアウトで表示できる

 これらのモードのうち「360°パノラマ+1画面」と「360°パノラマ+2画面」のモードでは、下段の1画面または2画面の方向はカメラに設置されたセンサーをタッチすると設定できる。また、「正面90°」と「正面120°」は、通常は上を向いているカメラを被写体に回転させて撮影する。

「360°パノラマ+1画面」と「360°パノラマ+2画面」の下段の1画面または2画面の方向は、センサーをタッチして設定する
400-CAM084で360度の撮影を行う際は上を向けるが、「正面90°」と「正面120°」は横に向ける

 PCとはUSB 2.0で接続。USBケーブルは3メートルで、PC側の端子はType-Cだが、付属のアダプターによりType-Aでも接続できる。対応OSは、Windows 10/8.1/8、macOS(OS X)は10.12~11.0.1。本体サイズは約93.5×37×193mm(幅×奥行×高さ)、重量は約314g。

PCと400-CAM084を接続した様子。400-CAM084のPC側の端子はType-Cだが、ここではアダプターを使ってType-Aのポートに接続している