ニュース

Google、送金アプリ「pring」を買収。大株主メタップスが全株譲渡を発表

 送金アプリ「pring(プリン)」を提供する株式会社pringは7月13日、Googleによる株式取得に向けた契約を締結したと発表した。現時点でpringのサービスへの変更はないとしている。

 同社は2017年5月に設立。pringのアプリは「お金コミュニケーションアプリ」をうたっており、個人間の送金やQRコード決済、銀行口座への入出金などの機能を持つ。登録した口座への出金(口座にお金を送る)は月に1回まで無料となるなど、手数料を抑えたやり取りができる。

 1件50円からの手数料で利用できる法人から個人への送金サービス「業務用プリン」のほか、店舗向けの決済サービスや決済用APIの提供も行っている。

 大株主である株式会社メタップスは、保有する全株式(持株比率45.3%)を49億2100万円で米Google Internationalに譲渡すると発表。譲渡の時期は7月下旬~8月下旬としている。

 同様にpringの株主である株式会社ミロク情報サービス(持株比率22.7%)、日本瓦斯株式会社(同18.6%)も全株式のGoogleへの譲渡を発表した。その他のpringの株主は、伊藤忠商事株式会社、株式会社ファミマデジタルワン、SBIインベストメント株式会社、株式会社みずほ銀行、SMBCベンチャーキャピタル株式会社ほか。