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第2世代「AXELBOX」シリーズ、10GBASE-TでオールSSDの8/6/4ベイNASをテックウインドが発売
2021年7月29日 16:11
テックウインド株式会社は7月29日、QNAP製のNAS「TS-x73A」シリーズに、Western DigitalのNAS向けSSDと10GBASE-T LANカードを搭載した第2世代「AXELBOX」シリーズを発売する。
8ベイの「TS-873A」、6ベイの「TS-673A」、4ベイの「TS-473A」に、それぞれ「WD Red SA500 NAS SATA SSD」の4/2/1TBモデルを搭載した計9モデルをラインアップ。10GBASE-Tを2ポート装備するPCI Express接続のLANカードと、16GBメモリ(4ベイモデルは8GB)を標準で搭載する。
いずれもCPUはAMD Ryzen Embedded V1500B(クアッドコア、2.2GHz)を採用。これによってTDP(熱設計電力)が第1世代AXELBOXの35Wから16Wへと低下し、消費電力も抑えられているという。
テックウインドのテストによれば、最大転送速度は読み込みが1237.6MB/s、書き込みが701.4MB/s。ギガビットLAN環境下でも、HDD搭載NASとの比較で書き込み性能が数倍向上するとしている。
WD Red SA500は、第1世代が搭載しているものと同じ。通常のデスクトップPC向けSSDと比べて約4倍の耐久性を誇ることに加え、これをRAID 6構成とした上で、QNAPのNAS用OS「QTS」の機能である「SSDエキストラオーバープロビジョニング」について、テックウインド自社工場で予備領域を10%に設定として出荷することで、信頼性をさらに高めているという。
本体には、10GBASE-T×2、2.5GBASE-T×2の有線LANポートに加え、USB 3.2 Gen 2(TypeA)×3、USB 3.2 Gen 1(Type-C)×1ポートを装備する。
本体サイズ(幅×奥行×高さ)と重量は、8ベイモデルが329.3×280.8×188.2mmで約7.3kg、6ベイモデルが264.3×280.8×188.2mmで約6.2kg、4ベイモデルが199.3×280.8×188.2mmで約5.5kg。
各モデルの構成およびAmazon.co.jpでの販売価格は以下の通り。
型番 | 採用NAS | SSD | 実効容量 | 搭載メモリ | Amazon.co.jp販売価格 |
AXEL-873A/32TB | TS-873A | 4TB×8 | 約19.53TB | 16GB | 134万900円 |
AXEL-873A/16TB | TS-873A | 2TB×8 | 約9.72TB | 16GB | 80万1900円 |
AXEL-873A/8TB | TS-873A | 1TB×8 | 約4.77TB | 16GB | 54万8900円 |
AXEL-673A/24TB | TS-673A | 4TB×6 | 約12.96TB | 16GB | 103万2900円 |
AXEL-673A/12TB | TS-673A | 2TB×6 | 約6.39TB | 16GB | 65万8900円 |
AXEL-673A/6TB | TS-673A | 1TB×6 | 約3.15TB | 16GB | 43万8900円 |
AXEL-473A/16TB | TS-473A | 4TB×4 | 約6.39TB | 8GB | 74万6900円 |
AXEL-473A/8TB | TS-473A | 2TB×4 | 約3.15TB | 8GB | 48万2900円 |
AXEL-473A/4TB | TS-473A | 1TB×4 | 約1.53TB | 8GB | 32万8900円 |