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沖縄県内でワーケーションの集中イベント「Workcation Week Okinawa」開催中、オンラインで参加できるセミナーも
2021年11月17日 17:32
内閣府沖縄総合事務局が「Workcation Week Okinawa(WWO)」を11月13日から28日まで開催している。期間中、展示会「ResorTech EXPO 2021 in Okinawa」をはじめ、ワーケーションに関わるイベントやセミナーなど多数の取り組みが沖縄県内各地で実施され、オンラインで参加できるものもある。各イベントやセミナーの主催者は自治体や企業だが、日程を集中させることで沖縄県内でのワーケーションの情報が集めやすくなる。
WWOでは「アフターコロナを見据え、ワーケーションの可能性を検証し、ナレッジする機会」「お互い、不足するリソースを補完し、個々の事業効果の最大化を図る」という2つの目的が掲げられている。また、観光産業とも連携し、ワーケーションを切り口に、沖縄での新しい中長期滞在型プランの確立を目指すとしている。
オンラインセミナーとしては、テレワークやワーケーション、コワーキングスペースにおけるネットワークセキュリティをテーマとした「テレワーク・ワーケーションに関するオンラインセミナー」が11月28日まで公開されている。これは一般社団法人日本テレワーク協会とサイバートラスト株式会社が作成したものだ。
11月22日13時30分~15時には、大沢彰氏(一般社団法人日本テレワーク協会 主席研究員)によるオンラインセミナー「共同利用型オフィス等セキュリティ認証プログラムの紹介」と、土江健二氏(松江市 定住企業立地推進課副主任)による「セキュリティ面での地域サテライトオフィスの事例紹介」が開催される。参加費は無料で、申し込みは不要。
11月26日19時からは「エンジニアの多様なキャリアパス ~シニアエンジニアと若手エンジニアのせきらら対談~」を沖縄市内で開催。20年以上のキャリアを持つ桜井太郎氏(パーソルテクノロジースタッフ株式会社 Webシステム開発/PM)と大関三枝子氏(パーソルテクノロジースタッフ株式会社 所属エンジニア)、同社の若手エンジニアが参加する対談が行われる。この模様はオンラインでも配信され、定員は50人(先着順)、参加費は無料だ。
WWOを受けて実施されるワーケーションプランとしては、家族で参加できる「親子揃ってリゾートワーケーションプラン」と、個人事業主も参加できる「『持続可能な開発』の可能性を地域とともに探る! 循環型の離島を目指す久米島でのワーケーション4泊5日」がある。
「親子揃ってリゾートワーケーションプラン」は、12月25日~27日にリザンシーパークホテル谷茶ベイ(沖縄県恩納村)で開催。英語とSDGsをテーマにしたプログラムには家族で参加し、テレワークに必要な設備が整った部屋で仕事をしながら、休憩時には家族とリフレッシュするという内容だ。
久米島のワーケーションは、個人事業主向けは11月29日~12月3日、企業向けは2022年2月7日~2月11日に実施する。滞在場所は、サイプレス久米島(沖縄県久米島町)などのリゾートホテルと民家を活用したゲストハウス。テレワークの拠点は、ホテルのラウンジのほかに3カ所用意されている。
そのほかには、沖縄への拠点開設を検討する企業に対して、トライアルオフィスの無償提供とトライアルにかかる交通費や宿泊費を1社あたり最大5万円で負担する「沖縄立地トライアル」を2022年2月28日まで実施する。
内閣府沖縄総合事務局は、「一年中温暖な気候や成長するアジアとの近接性という沖縄の地理的優位性を活かしたワーケーションの推進を通じて、都市部の高付加価値業務や高度人材の誘致、関係人口の創出に取り組んでいる」として、今回、WWOを開催したという。