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バーチャルオフィス「oVice」上で、Zoomのビデオミーティングが利用可能に

oVice上でZoomを利用した例

 法人向けバーチャルオフィス「oVice(オヴィス)」を展開しているoVice株式会社は、米Zoom Video Communicationsと業務提携契約を締結した。これにより、oVice上でZoomのビデオミーティングが利用できるようになる。

 具体的には、oVice上でZoomのミーティングを立ち上げると可視化され、各ミーティングを行き来できる。この際、ツール間の移動をすることなく、oViceからシームレスにミーティングに参加可能だ。

 oViceは、テレワークでの利用を想定したバーチャルオフィス空間を提供するサービス。バーチャルオフィスには、机や椅子、ソファーが並べられている。テレワーク中のユーザーがこのバーチャルオフィス上にアバターとして集まり、移動しながら近くの人に声をかけたりできる。

 また、オフィスとしての利用に限らず、オンラインイベントやバーチャルキャンパスとしても利用されている。このようにバーチャルオフィス以外の需要もあり、企業や自治体、教育現場で延べ1万件以上が利用。中には、バーチャル空間を複数つなげて“ビル化”して、そこで全従業員が勤務する企業があるという。

oViceはオフィスだけではなく、庭のようなバーチャル空間も作成できる

 oViceにはビデオミーティング機能も搭載されているが、ユーザーへのアンケートを実施したところ、8割以上が「社外の方とのオンラインミーティングはユーザー数の多いZoomで行うことが多く、Zoomと連携をしてほしい」と回答したため、Zoomとの連携を決定したという。

 oViceは今後の展望として「サービスの拡張性を高めるためのサードパーティー連携を行っていく」としている。