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愛知県名古屋市がスタートアップを支援、「Global Mindset Program」受講者を募集~シリコンバレーの起業家らが講義

愛知県名古屋市によるスタートアップ支援プログラム「GLOW TECH NAGOYA」

 愛知県名古屋市が実施するスタートアップ支援プログラム「GLOW TECH NAGOYA(グローテックナゴヤ)」において、7月2日~10月8日に全12回が予定されている講義「Global Mindset Program(グローバルマインドセットプログラム)」の受講受付を開始した。講義は主に土曜日に1時間または1時間半を予定。Zoomによるオンライン、またはNAGOYA INNOVATOR'S GARAGE(名古屋市中区)にて行われる。

 GLOW TECH NAGOYAは、シリコンバレーで活躍している起業家や研究者を講師に招く講義「Global Mindset Program」、投資家や企業と出会える「GLOW Pitch」、資金調達や事業化に向けたトレーニング「Growing Support Program」の3つで構成されている。

「GLOW TECH NAGOYA」は、「Global Mindset Program」「GLOW Pitch」「Growing Support Program」で構成

 今回、受付が開始されたGrowing Support Programへの参加条件は、「名古屋市内においてビジネスを展開している、またはビジネス展開を予定している者」「Global Mindset Programにおいて、全ての講義日程に積極的に参加する意志がある者」「法人登記済み、または法人登記予定がある者」としている。

 締め切りは、6月8日23時59分。申し込し時に提出された情報をもとに「応募フォームの各要件を満たしていること」「将来的には世界展開が見込めるビジネスアイデアであること」「参加への意志が強く志望理由に蓋然性があること」を書類選考し、上位20人程度の参加者を決定。6月24日に審査結果を知らせる予定だ。なお、書類審査のほかに面談を実施する場合があるとしている。

 Global Mindset Programではまず、足立崇彰氏(ヤマトホールディングス株式会社 Senior R&D+D Executive)による「オリエンテーション ― プログラムの取り組み方」、櫛田健児氏(Carnegie Endowment for International Peace、Senior Fellow)による「スタートアップの歴史と成長要因/ペインとは何か?」、吉川欣也氏(株式会社REPUBLI9 代表取締役社長)による「起業家マインド - スタートアップの思考回路をつくる」といったスタートアップ時に関する講義を実施する。

 同業者との優位性または協業に関する講演としては、井田哲郎氏(Nauto、Head of Japan(Country Manager)/日本代表)による「マーケティング - 市場選択と競合優位性」、足立氏による「協業と事業開発 - 事業会社との付き合い方」がある。

 事業の成長とその目安、それに必要な資金調達としては、池田俊氏(Google LLC、Growth Marketing Manager)による「グロースハック戦略 - 成果指標の見方と考え方」、加藤道子氏(Woven Capital、Principal)による「ファイナンス基礎 - 資本政策と資金調達の基本」、傍島健友氏(Tomorrow Access、Founder & CEO)による「グローバル展開 - 事業のスケールに必要なこと」の講演がある。

 最後に、受講した成果として自分自身のビジネスプランを発表する「最終成果ピッチ+交流会」が予定されている。

 また、碓氷裕彦氏(碓氷特許事務所 所長/株式会社デンソーウェーブ 知財顧問/名古屋大学経済学部 招聘教授)が「知財特許編」、衣川順志氏(株式会社大大大吉 代表取締役)が「スタートアップとベンチャーの違い編」、松本恵一氏(Yamato Transport U.S.A., Inc.、Corporate Planning Manager)が「ピッチ編@シリコンバレー」をテーマに特別講演を行なう。

 なお、5月23日19時からZoomミーティングで、Global Mindset Programの説明会が開催される。