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みずほ銀行をかたるフィッシング、件名「【みずほ銀行】お取引目的等のご確認のお願い」などのメールに注意

偽のログイン画面でお客さま番号とログインパスワードの入力を要求

 みずほ銀行をかたるフィッシングの報告を受けているとして、フィッシング対策協議会が情報を公開した。誘導先のフィッシングサイトは9月5日13時時点で稼働中であるため、引き続き注意が必要だ。

 フィッシングメールの件名は以下が確認されている。これ以外の件名も使われている可能性がある。

  • 【みずほ銀行】お取引目的等のご確認のお願い
  • 【みずほ銀行】必ずご回答ください/お客さま情報等の確認について

 メール本文は以下のように複数の文面が確認されており、「お客さま情報」や「お取引の目的」の確認のためとして、リンク先へのアクセスを促している。

平素より、みずほ銀行をご利用いただきありがとうございます。

みずほ銀行では2019年6月より金融庁の「マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策に
関するガイドライン」に基づき、お客さま情報やお取引の目的等を定期的に確認させていただいております。
お客さまにはお手数をおかけいたしますが、何卒ご理解とご協力をお願い申しあげます。

(フィッシング対策協議会の緊急情報より一部抜粋 原文ママ)

平素より、みずほ銀行をご利用いただきありがとうございます。

当社では、すべてのお客さまにむけてお客さま情報、お取引目的等の定期的な確認を順次お願いしております。

下記のご本人確認ボタンをクリックすると「お客様情報・取引目的の確認」の画面が表示されます。画面の案内に沿ってお客さま情報等の確認とご変更の有無、取引目的をご回答くさだい。確認事項の変更や新たな書類提出等がない場合、1分程度で完了します。

(フィッシング対策協議会の緊急情報より一部抜粋 原文ママ)

メール本文の例(フィッシング対策協議会の緊急情報より)

 誘導先のフィッシングサイトはみずほダイレクトのログイン画面を装っており、お客様番号とログインパスワードの入力が要求される。

誘導先の偽サイトの画面(フィッシング対策協議会の緊急情報より)

 誘導先のフィッシングサイトのURLは、以下のものが確認されている。これ以外のドメインやURLが使われる可能性もあり、注意が必要だ。

メール内の URL

https://cutt.ly/●●●●
https://www.miizuho●●●●.life/●●●●.php
https://kazu●●●●.cyou/●●●●.php
https://haru●●●●.cyou/●●●●.php
https://mizuho●●●●.life/●●●●.php

転送先のURL

https://miizuho●●●●.co/
https://mizuhou●●●●.com/
https://mizuho●●●●.com/
https://miizuho●●●●.com/
https://www.miizuho●●●●.com/
https://mizuhobank.japan-●●●●.com/

 フィッシング対策協議会は、「フィッシングサイトは本物のサイトの画面をコピーして作成することが多く、見分けることは非常に困難」と指摘する。その上で、日頃からサービスへログインする際は、メールや SMS 内のリンクではなく、いつも利用しているスマートフォンの公式アプリやブラウザーのブックマークなどからアクセスするよう促している。

 みずほ銀行でも注意喚起を実施。前述のようなメールに記載されたリンク先のページは不正画面であり、対応せずメールを削除するよう呼び掛けている。万が一、不審なメールのリンク先のウェブサイトにて情報を入力してしまった場合は、みずほダイレクトの利用停止などの手続きを行うため、お問い合わせ専用ダイヤルまで直ちに連絡するようにとしている。