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VAIO、既発売モデルもWi-Fi 6Eにアップデートで対応の見込み

認証取得後、アップデートプログラムの適用で6GHzの周波数帯を使用可能に

VAIOのカスタマーサポートサイト

 VAIO株式会社は9月21日、同社が発売中のWi-Fi 6E対応無線LANモジュールを搭載したモデルにおけるWi-Fi 6Eの対応状況について、カスタマーサポートのサイトで情報を公開した。

 対象となるのはWi-Fi 6Eの接続に対応したモジュールを搭載した「VJS125*」「VJS145*」「VJS155*」「VJPH23*」「VJPJ22*」「VJPK22*」の6モデルで、2022年9月現在、総務省による6GHz帯無線LANの認証申請中のため、Wi-Fi 6Eでの接続はできないとのこと。ただし、「認証取得後にVAIOから提供するアップデートプログラムを適用することで、Wi-Fi 6Eの6GHzの周波数帯を使用できるようになる見込み」だとしている。

 対応方法については、認証取得後、アップデートプログラムの準備ができ次第、各機種ごとのアップデートプログラムのページ等で案内するとしている。

 Wi-Fi 6EはWi-Fi 6こと「IEEE 802.11ax」の周波数帯域を増やし、従来の2.4GHz帯と5GHz帯に加え、これまでWi-Fiでは使われていなかった6GHz帯を新たに利用可能にしたもの。2.4GHz帯はもちろん、5GHz帯を用いたSSIDは増えて混雑してきているが、6GHz帯を使う限りはそうした心配を当面解消することができる。国内においては9月2日に6GHz帯の認可が下り、すでに認証を取得したWi-Fi 6E対応ルーターも発売されている。

 ただし、総務省では9月2日以前に発売されていたWi-Fi 6E対応機器についても、新たに技術基準適合番号の申請を求めることとしたため、すでに発売されているノートPCなどの対応について動向が注目されている。今回メーカーとしてVAIOがいち早く対応状況について発表した形だ。