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AIで「人」だけを検知する屋外用ネットワークカメラ「TS-NA230WP」、アイ・オーが発売
2022年11月16日 15:10
株式会社アイ・オー・データ機器は、ネットワークカメラ「Qwatch(クウォッチ)」シリーズとして、屋外用の「TS-NA230WP」を12月下旬に出荷開始する。価格は4万4000円。
ソニー製の200万画素CMOSセンサー「STARVIS IMX327」を搭載。画角は水平約113°/垂直約58°で、広角レンズ特有のゆがみの補正する機能を持つ。フルHD(1920x1080)の映像を撮影し、H.265/H.264圧縮の動画をmicroSDカード(別売り、最大128GB)に保存できるほか、同社製「HDL-TA」「HDL-AAX」シリーズなどの対応NASへの保存もできる。
STARVIS IMX327の機能により、夜間でも高感度カラー撮影が可能。また、赤外線LEDを搭載しており、光源がない場所でも暗所撮影(モノクロ)ができる。
Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac)に対応し、5GHz帯、2.4GHz帯での通信が可能。100BASE-TXに対応した有線LANポート×1も備え、PoE給電にも対応(IEEE 802.3af/at準。付属のACアダプターによる給電もできる。
IP65準拠の防塵防水機能を持ち、屋外で使用可能。「動作検知」と「音検知」機能を持ち、メールやプッシュ通知で知らせたり、録画を開始したりできる。動作検知は、AIにより物や動物などの動きは除外して「人」のみを検知できるほか、映像内に設定された人数以上の人を認識した場合に通知することもでき、会議室の密集対策などのために利用できる。
Windows用「Qwatch Monitor」、Android/iOS用「QwatchView」の、各視聴アプリに対応。映像は暗号化されたうえでP2P通信により送信され、第三者のサーバーを経由しないため、安心して利用できるとしている。同社のマルチデバイス管理サービス「I-O DATA Device Management(IDM)」にも対応しており、遠隔での一括管理が行える。
ONVIFに対応するほか、映像やカメラの情報の取得および設定可能なAPIも公開。さまざまなシステムに組み込んで利用可能としている。
本体サイズは約65×49×110mm(幅×奥行×高さ)で、重量は約190g。