ニュース

“スマホだけで会計&インボイス作成が完結するアプリ”が登場、無料で使えるキャンペーン実施中

松岡修造さんが「みんなFinFinするぞ」と若い人へメッセージ! ソリマチグループから提供開始

(左から)会計バンク株式会社の反町秀樹代表取締役社長CEO、おのののかさん、松岡修造さん

 ソリマチグループの会計バンク株式会社は12月1日、Android/iOS用の会計アプリ「スマホ会計FinFin」と請求書発行アプリ「スマホインボイスFinFin」を提供開始した。同日、東京都内で記者発表会を開催し、ソリマチグループのイメージキャラクターを務める松岡修造さんと、タレントのおのののかさんも登場した。

消費税法が「1989年以来の大きな改正」、2023年10月に「インボイス制度」開始

 発表会の冒頭では、会計バンクの反町秀樹代表取締役社長CEOがあいさつした。

会計バンク株式会社の反町秀樹代表取締役社長CEO

 反町社長は会計ソフトの歴史を振り返り、消費税が導入された1989年に最初の会計ソフトが発売され、消費税率が3%から5%へ引き上げられた1997年、ソリマチの会計ソフト「会計王」が発売となったと語った。

 その後、2012~2013年ごろにクラウド会計ソフトが登場し、消費税率は2014年に8%、2019年には10%へと引き上げられた。そして、これからやってくる2023年10月の消費税法改正は「1989年以来の大きな改正」とも言われているという。

 「インボイス制度により、多くの免税事業者が課税事業者になる中で、多くの人が手に取りやすいデバイスであるスマホによる会計を提案します。副業などのダブルワーカーを含めたフリーランス人口は1577万人に達しており、今後も増加が見込まれます。現在、免税事業者数は508万件に上り、そのうち約30~44%が課税事業者となることを選択する見込みですが、やり方が分からないという方も多く、事務作業も煩雑になります。こうした中、スマホだけで完結するサービスとして『スマホ会計FinFin』と『スマホインボイスFinFin』をリリースしました。」(反町社長)

 「FinFin」というネーミングは、「Fintech」「Financial Statement(財務諸表)」「Finish」「Finance」「FINOLAB(会計バンクが入るオフィス)」といった意味が込められているという。

会計ソフトの歴史
さまざまな意味が込められた「FinFin」のネーミング

フリーランスの会計業務とインボイス作成を“スマホだけ”で完結

 続いて同社の片原範之取締役CFOが、今回リリースした2つのアプリの概要や機能を紹介した。

会計バンク株式会社の片原範之取締役CFO

 「スマホ会計FinFin」は、スマホだけで会計処理を行える使いやすいインターフェースが特徴。国内の99%の金融機関やクレジットカードと連携して取引明細を自動的に仕訳登録することができる。また、カメラで領収書やレシートを読み込み、仕訳登録を行うことも可能だ。案内に従って月に一度、会計作業を行う習慣を付けておくことで、確定申告時の作業を大幅に軽減できるという。さらに、日別や月別の売上高や経費に占める科目ごとの金額割合など、経営に役立つ情報をグラフで表示することもできる。

 「スマホインボイスFinFin」は、スマホ画面に沿って入力を進めるだけで、パソコン不要でインボイス制度に対応した請求書を簡単に作成できるアプリ。請求書・領収書のPDF発行やメール送付、リンク共有などを行うことが可能で、請求業務に不慣れな人でも、専門知識は不要で直感的に操作できる。また、毎月の定型業務についてもコピーで効率化を図れる。作成した請求書をメールなどで送付することにより受け取る側の効率化も期待でき、「もらってうれしいスマホインボイス」をコンセプトとしている。

会計業務のスタイルの変革を目指す「スマホ会計FinFin」
「スマホ会計FinFin」の特徴
「スマホインボイスFinFin」の画面

 「FinFinはスマホだけで全てが完結するので、いつでもどこでも会計業務を行えます。例えば仕事の合間に休憩しているときや、リビングで子どもの面倒を見ているときなど、空いた時間でどのような場所でも作業を行えます。単にパソコンの会計ソフトをスマホに置き換えただけでなく、フリーランスのみなさんの会計業務のスタイルを変えたい、そんな思いで開発しました。

 インボイス制度は来年10月からスタートしますが、そこでインボイス対応を求める方は800万件くらいと見込んでいます。そのうち約4分の1にあたる200万件の方に使っていただくことを目標としています。会計ソフトというのは高機能化されていく傾向がありますが、FinFinではあえて対象をフリーランスに絞り、デバイスもスマホにすることで利用難易度の低さを実現しました。」(片原取締役)

請求書一覧
作成した請求書はメールで送付可能

 両アプリはGoogle Play/App Storeよりダウンロード可能で、お試し用の無料プランと、月額500円(税別)の月額プランが用意されている。なお、2023年3月末までは発売記念キャンペーンにより、全機能を無料で利用できる。

インボイス制度について「これは相当大きな問題ですよ」松岡修造さんが問題提起

 片原取締役による説明のあとには、松岡修造さんと、おのののかさんが登場し、反町社長を交えてトークセッションが行われた。

3人によるトークセッション

 「もしも副業をするとしたらどんな仕事を選ぶ?」というお題に対して、おのののかさんは「今、ピラティスを教える資格を勉強中で、もしそれが取れたら教える側になってもいいかなと思ってます」と回答。「私は仕事でパソコンを使っていないので、FinFinはとても便利だなと思いました」とスマホによる会計に興味を示した。松岡修造さんは「個人的にはサーブする人、ウェイターに憧れています。多分、人を応援するとか、見るのが好きなんでしょうね」と回答した。

 反町社長はフリーランスになろうと思っている人に向けたアドバイスとして、「確定申告をされていないフリーランスの方ってけっこういらっしゃるのですが、期限の3月15日に近付いたときに最後に一所懸命やるのは厳しいです」と回答。作業をためないで、インボイスを出したらスマホで連携する、領収書を暇なときにスマホで撮るなど、日頃こまめに作業しておくことの大切さについて語った。

松岡修造さん

 松岡修造さんが「インボイス制度自体、しっかりと把握するのは難しい。本とか読んでもなかなか理解できない。これは相当大きな問題ですよ」と問題提起すると、反町社長は「よろしければ修三さんがCMに出て呼び掛ければ、みんな危機感を持つかもしれません。当社としても来年にかけて告知を行っていく予定です」と、インボイス制度について周知を図ることの大切さを語った。

おのののかさん

 最後に、これから副業に挑戦しようとしている人に向けたメッセージを発表。松岡修造さんは「みんなFinFinするぞ」というメッセージで、若い人がFinFinを通して、より自由を獲得して便利に使ってほしいと語った。おのののかさんは「忙しいママの味方FinFin」というメッセージで、空き時間にスマホで作業できるFinFinを使うことで、何か新しことをやりたいけど細かいことが億劫で一歩踏み出せないという人の手助けになるのではないかとコメントした。反町社長は「スマホ会計だけ」というメッセージで、FinFinによってフリーランスの人が笑顔になれる未来にしたいと展望を語った。