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実際の利用者に聞いた地域別プロバイダー満足度調査、5エリアで「ドコモnet」が1位―オリコン発表
2022年12月12日 06:50
オリコン株式会社は、ISP(インターネットサービスプロバイダー)を実際に利用者しているユーザーへの満足度調査の結果を発表した。全国展開する広域企業のランキングと、9つの地域ごとに集計した結果をそれぞれ公表している。
調査は、オリコン子会社の株式会社oricon MEがインターネット上で実際の利用者合計3万7150人を対象に実施したもの。北海道・東北・関東・甲信越・北陸・東海・近畿・中国・四国・九州・沖縄の計9つの地域のほか、5地域以上で個人向け光回線/CATVを提供していている企業を「広域企業」とし、広域企業だけでの集計も行った。
評価項目は「加入・開通手続き」「通信速度・安定性」「料金プラン」「コストパフォーマンス」「サポートサービス」「付帯サービス」「セキュリティ対策」の7点。そのほか「他者推奨意向」も調査しており、評価項目に利用者ニーズに基づく重要度を掛け合わせ、他者推奨意向の得点も加味して総合得点を算出しているという。また、調査期間は2022年6月30日~8月8日と、2021年07月2日~29日、2020年7月15日~27日。2021年、2020年の調査結果も含め、年度ごとの重み付けを行ったうえで各得点に反映される。
「広域企業」と5つの地域で「ドコモnet」が首位に
NTTドコモの「ドコモnet」が、広域企業および北海道/関東/東海/中国/九州・沖縄の5エリアで1位を獲得した。中国では4年連続、広域企業と北海道では2年連続の首位、関東と九州・沖縄では初めての1位となった。
近畿、四国では地元電力会社系プロバイダーが長期首位
以下、ドコモnet以外が1位となった4つの地域の結果を見ていく。
東北ではGMOインターネットの「GMOとくとくBB」が2年連続の総合1位を獲得。評価項目のうち、「通信速度・安定性」「料金プラン」「コストパフォーマンス」「付帯サービス」において1位を獲得している。
甲信越・北陸ではNTTレゾナント「OCN」が1位を獲得。全ての評価項目で1位を獲得している。
近畿では関西電力系の株式会社オプテージが提供する「eo光ネット」が1位を獲得。2015年の調査開始以降、8年連続で首位となった。評価項目においては「加入・開通手続き」「通信速度・安定性」「料金プラン」「コストパフォーマンス」「付帯サービス」「セキュリティ対策」の6項目で1位を獲得した。
四国では、四国電力系の株式会社STNetが提供する「ピカラ」が1位に。6年連続の首位となり、3年連続で全評価項目1位を獲得した。