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「警視庁サイバーセキュリティセンター」がバーチャル秋葉原にオープン、脅威への対処能力向上を目指しDNPが実施

 大日本印刷株式会社(DNP)は9月25日、メタバース空間「バーチャル秋葉原」内にオープン「警視庁サイバーセキュリティセンター」をオープンした。サイバーセキュリティに関するユーザーの知識を高め、脅威への対処能力向上を目指すとしている。

 同センターのオープンは、7月26日に採択された、警視庁サイバーセキュリティ対策本部による「メタバースを利用した訓練実施委託」に基づくもので、2022年7月に締結が発表された、中央大学、警視庁サイバーセキュリティ対策本部らとの「サイバーセキュリティ人材育成に向けた産学官連携の協定」に関連したコンテンツも展開される。

 バーチャル秋葉原は、DNPが株式会社AKIBA観光協議会とともに2022年より4月に開設。ウェブブラウザーや、メタバースプラットフォーム「Cluster」から利用できる。

 同センターの特徴として、次の3点が挙げられている。

幅広い世代に向けた学習コンテンツを提供

 「サイバーセキュリティ人材の育成に関する産学官連携についての協定」に参画する警視庁とDNP、中央大学の強みを生かした学習コンテンツを提供予定。内容や難易度によって1階と2階のフロアに分けられ、利用者の理解度や目的に合わせた学習を進めることができるという。

バーチャル空間によりサイバーセキュリティの理解を促進

 インターネット上でのコミュニケーションの留意点や、著作物の取り扱いなど、日常的に活用できるサイバーセキュリティ対策について学び、学んだ内容をバーチャル空間での交流に生かすことでサイバーセキュリティを実践でき、より深い理解や学びの促進につながるとしている。

「フェアレディZパトカーのカプセルトイ」などの連動企画

 バーチャル秋葉原内にはカプセルトイが設置されており、利用者は各所にある仮想コインを集めて遊ぶことができる。カプセルトイの新たなグッズとして、「フェアレディZパトカー」のほか、順次画像の追加を検討しているという。また、同センターへ向かう途中にあるウォッチパーティー会場では、バーチャルアイドルの動画を楽しめる。

カプセルトイの画像イメージ(フェアレディZパトカー)
ウォッチパーティー会場の様子