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QGISで作成した地図をAdobe Illustrator上で完全再現できるプラグイン提供開始

レイヤー構造もアイコンもそのまま。MIERUNEと地理情報開発が共同開発

 株式会社MIERUNEと株式会社地理情報開発は11月6日、オープンソースのGIS(地理情報システム)ソフト「QGIS」で作成した地図を、Adobe Illustrator上で再現できるQGIS向けプラグイン「QGIS to Illustrator with PlugX」およびIllustrator向けプラグイン「PlugX-QGIS/.ai」を提供開始した。

 QGIS to Illustrator with PlugXをQGISにインストールし、作成した地図をエクスポートしたうえで、PlugX-QGIS/.aiを使って出力フォルダを読み込むことにより、QGISで作成した地図をIllustrator上で完全再現することができる。なお、QGIS to Illustrator with PlugXは無料で利用可能。PlugX-QGIS/.ai(Mac/Windows用)は有料で、価格は11万円(税込)。

 両プラグインを使用することにより、QGISで作成したレイヤー構造をそのままIllustrator形式(.ai)に変換でき、アイコンもIllustrator形式に変換することが可能。ラスターの地図もそのままIllustrator形式で読み込める。

 プラグインはQGISのプラグインマネージャからインストールできる。動作条件はQGIS 3.28 LTRおよびそれ以降のバージョンで、対応OSはmacOSおよびWindows 11/10。PlugX-QGIS/.aiの対応Illustratorバージョンは、Mac版が2022~2024(Apple Silicon Macでもネイティブ動作可能)、Windows版は2022~2024。