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今の時代に忘年会は必要か? 職場の忘年会が昨年から倍増、プライベートでも大幅増 ~BIGLOBE調べ

最多は20代、伸び率トップは50代

 ビッグローブ株式会社(BIGLOBE)は12月7日、「2023年・忘年会と年賀状に関する意識調査」の結果を発表した。新型コロナウイルス感染症の5類移行前だった昨年の調査結果と比較すると、やはり忘年会の予定がある人は増加。「今の時代に忘年会は必要」と考える人も増加している。一方で、年賀状をはがきで送る人は減少した。

 調査は、全国の20代~50代の1000人を対象としたアンケート形式で、11月16日・17日にインターネットで実施したもの。

「職場の忘年会」が昨年から倍増、50代では3倍増

 これによると、有職者873人のうち、職場の忘年会に「参加する予定がある/参加した」と回答した人は29.3%で、昨年調査の14.8%と比較すると約2倍に増加した。

 年代別では、50代だけが24.8%と比較的少ないが、昨年と比較すると8.4%から約3倍に増加している。

 一方、プライベートの忘年会についても、回答者1000人のうち「参加する予定がある/参加した」人は28.4%で、昨年の15.6%から大きく増加している。

 年代別で割合が一番高かったのは20代の36.0%だった。なお、プライベートにおいても昨年と比較して伸び率が最も大きかったのは50代で、昨年の11.2%から26.4%へと上昇した。

忘年会が「必要」「ある程度必要」と思っている人は合計36.6%

 「今の時代に忘年会は必要か」との質問に対しては、「必要だと思う」(9.8%)と「ある程度必要だと思う」(26.8%)を合わせると36.6%で、昨年の30.0%から増加している。

 年代別では20代が42.0%、30代が40.8%と高く、逆に最も少なかったのは40代で29.2%。男女別では、男性のほうが高く41.4%、女性が31.8%だった。

「年賀状をはがきで送る」人が減少、最も多い50代でも半数以下

 年賀状の送り方についての質問(複数回答可)では、「はがきで送る」とした人が最も多く32.5%だったが、昨年の37.8%から減少している。一方、2番目に多かった「LINEで送る」が23.4%で、昨年の20.4%から増加。以下、「メールで送る」が11.2%、「SNSで送る」が8.1%で、いずれも昨年より減少している。

 「はがきで送る」と回答した人を年代別に見ると、その割合が一番少ないのは20代で17.6%。年代が上がるにつれて割合は増えるが、最も多い50代でも48.8%で半数以下だった。

 一方、「年賀状は出さない」と回答した人は全体の47.5%で、昨年の43.1%から増加。年代別で最も多かったのは30代の56.8%で半数を超えている。

 調査ではこのほか、「コロナ禍で人とのつながりが減った」と回答した人が半数を超えているとの結果も出ている。