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あさって、12月10日は「楽天ふるさと納税」がオススメな理由

【2023年版】ふるさと納税のお得な利用法

楽天ふるさと納税なら楽天スーパーSALEでさらにお得!!

 なんだか季節が巻き戻ってしまったような暖かい日が続いているが、気がつけばもう12月。年末調整の書類提出も終わって冬のボーナスも出た頃ではないだろうか。となると次に考えたいのが「ふるさと納税」だ。今年は10月にふるさと納税に対して改正が行なわれたため、すでに済ましている人もいるだろうが、まだやっていない人向けに、今からできる少しでもお得にふるさと納税する方法をお伝えしたい。

 ふるさと納税の窓口となるポータルサイトはいくつかあるが、ここで紹介するのは楽天市場を使った方法だ。楽天市場では現在(12月11日の1時59分まで)楽天スーパーSALEを開催していて、中でも複数の店舗で買いまわるほどポイントの割合が増える「ショップ買いまわり」とふるさと納税との相性がいい。

 というのも、楽天ふるさと納税の場合、各自治体がそれぞれお店という扱いになるので、たとえば5つの自治体に寄付すれば、それだけで5店舗で買いまわったことになって、ポイントが5倍(通常1%+4%)に増加する。加えて、この時期にそろえたい年末大掃除の道具や来年のカレンダーなんかも楽天市場のお店で買えば、最大10店の買いまわりで10倍(通常1%+9%)に。加えて楽天のフリマサイト「ラクマ」でも買い物すれば11倍(通常1%+10%)のポイントを獲得することができる。

 そして、あさっての12月10日は「5と0のつく日」で楽天カードでの支払いでさらに+3%分のポイントが付く。つまり12月10日はふるさと納税をさらにお得に利用できるチャンスというわけだ。

 ただし、ふるさと納税には控除の上限額があったり、楽天スーパーSALEの買いまわりで得られるポイントも上限があったりと、注意点もあるので詳しく説明していきたい。

ふるさと納税はいくらまで使える? 控除上限額をシミュレーションしよう

 まずふるさと納税で失敗しないために絶対に確認しておきたいのが、ふるさと納税の控除額の上限だ。

 ふるさと納税は、名前が“納税”となっているが、実際には“寄付”になる。納税者が好きな自治体に寄付した場合、申請することで本来払うべき納税額(住民税や所得税)から寄付した分が控除されるという仕組みだ。

 正確には寄付した額から2000円を引いた額が控除されるのだが、ここで注意すべきなのが「納税額から控除される」というところ。つまり、たくさん納税している人はたくさん控除される余地があるが、あまり納税していない人だと、控除できる額も少なくなるということになる。控除される上限を超えてふるさと納税を利用しても、それは単に普通の寄付ということになってしまう。

 ということで、まずは自分がふるさと納税で控除される上限を調べる必要があるのだが、これがけっこうやっかい。

 納税額は単に年収だけでなく、共働きか、扶養家族は何人か、扶養家族の年齢によっても変わってくる。さらに年末調整で記入したように、生命保険や地震保険の控除、住宅ローン控除など、ほかにも控除される要因があって、仮に年収が同じであっても、ふるさと納税の控除上限額は人によって変わってくる。

 ということで、いきなり大変そうだが、実は各ポータルサイトなどで、年収や扶養家族の人数などから上限額を調べるシミュレーションが用意されているので、それらを活用するのがオススメだ。ただ、実際にやってみると、サイトによって記入する項目も出てくる結果にも差がある。どれもあくまでシミュレーションなので、寄付はそれよりも少し控えめにしておいたほうが無難のようだ。

楽天ふるさと納税の「かんたんシミュレーター」。ただし医療費控除などが考慮されていないので高めの金額が出る。できれば今年の年末調整の書類や、昨年の源泉徴収票などを見つつ「詳細版シミュレーター」で確認するほうが安心だろう
総務省のふるさと納税ポータルサイトに掲載されている、全額控除されるふるさと納税額(年間上限)の目安

サラリーマンに便利な「ワンストップ特例制度」オンライン申請ならギリまで行けるが注意点も

 さて、控除の上限額のめどが分かったところで、次に気をつけたいのが、単にふるさと納税を申し込んだだけでは控除されないということ。

 ふるさと納税を行った場合は、確定申告で申告しなければいけない。e-Taxなどで簡単になったとはいうものの、サラリーマンなど普段は年末調整しかしない人にとっては、慣れない確定申告はちょっと面倒くさいもの。そこで、書類を自治体に郵送したり、オンライン申請するだけで確定申告が不要になる「ワンストップ特例制度」という仕組みが用意されている。

 楽天ふるさと納税を利用する場合、申し込みの時に税金控除申請に必要な書類を選ぶメニューが出るので、ワンストップ特例を利用する旨を選択しておけば、寄付した自治体から必要書類や封筒が送られてくる。

 どの自治体でも実施しているのがこの書類を使った申請方法だ。届いた必要書類に、本人確認書類を付けるなどして送り返せばOK。自治体によっては切手も不要だ。

 ただし、書類は翌年1月10日必着で送る必要がある。消印ではなく必着なので注意。年始は郵便局も休みになったりするので、できれば年内に済ませておきたいところだ。

 多くの自治体ではふるさと納税の申し込みから2週間程度で書類を発送するとしていて、12月の前半には申し込んでおかないと、1月10日の締め切りに間に合わなくなってしまう可能性もある(その場合は自分で書類を作成することも可能ではある)。

 一方でオンライン申請を使えば、そういったタイムロスがないので、年末ぎりぎりに申し込んでも、申請が1月10日直前になってもまだ間に合う。

 ただし残念ながらオンライン申請はすべての自治体が対応しているわけではない。また、オンライン申請にはマイナンバーカードと2つのパスワード、券面事項入力補助用暗証番号(数字4桁)と署名用電子証明書暗証番号(英数字6~16桁)も必要になるので、持っていない人やパスワードを忘れた人は利用できない。

 オンライン申請はスマホとマイナンバーカードがあればできる。楽天市場でふるさと納税した場合は、寄付履歴のページからオンライン申請ができるようになっている。詳しくは、楽天市場の「ワンストップ申請オンラインサービス」のページをご確認いただきたい。

楽天ふるさと納税の「ワンストップ申請オンラインサービス」なら寄付履歴ページからオンライン申請ができる

 ただしワンストップ特例を利用できる人には条件がある。

 1つ目の条件は、給与所得者であること。自営業の人は対象外となる。

 2つ目の条件は、寄付先の自治体が5つ以下であること。6つ以上の自治体でふるさと納税を行った場合はワンストップ特例を利用できず、確定申告が必要だ。

 この2つの条件に加えて、控除の上限額を超えて寄付した場合は確定申告をしたほうがお得。ワンストップ特例を利用すること自体はできるのだが、それだと、超過した分がすべて控除対象外になってしまう。その点、確定申告をすれば、オーバーした部分についても一部基本控除として扱われる。

スーパーSALEの買いまわりで最大ポイント11倍、ただし上限に注意

 続いて楽天スーパーSALEのショップ買いまわりの注意点を紹介しよう。

 まず、なにはなくともエントリーが必要。その上で、1店舗での購入であれば、通常の1%のポイントのところが、2店舗買いまわりで+1%、3店舗買いまわりでさらに+1%……、という形で、10店舗買いまわり&ラクマ購入でポイントが通常1%+10%になるというもの。

楽天スーパーSALEは12月11日1時59分まで。10店舗買いまわり&ラクマ購入でポイントが最大11倍に

 ワンストップ納税を利用するなら、ふるさと納税の寄付先は最大5つの自治体なので、仮に5つの自治体で利用すれば、その時点で5%分のポイントが付くことになる。

 ほかにも、年末の掃除道具や、来年のカレンダー、子供のクリスマスプレゼント、欲しかったフリマの品などもこの機会に買えば、ポイント11倍(通常1%+10%)を狙うのも難しくないだろう。エントリーは事後でも可能で、すでに今回のスーパーSALE期間中に買い物をしている場合も、後からのエントリーで買いまわりの対象にカウントされる。

 ただし、ショップ買いまわりについて注意すべき点が2つ。

 まず1店舗1000円以上(税込・送料別・クーポン適用後)を購入しないと買いまわりの1店舗にはカウントされない。また、同じ店舗で2回買っても合算されるので、2店舗とはカウントされない。

 そしてもう1つの注意点が、買いまわりで得られるポイントの上限が7000ポイントだということ(通常ポイントは別)。

 つまり10店舗で買いまわりして、合計10万円を使った場合、ポイントは10%で1万ポイントになるかと思いきや、実際には通常分のポイント1%で得られる1000ポイント+買いまわり7000ポイントの計8000ポイントになるというワケ。

 その分岐点はというと、10店舗買いまわりの場合、買いまわり分のポイントは9%なので、合計7万7777円を超えると7000ポイントの壁にあたる計算。これが9店舗だと8%なので8万7500円が分岐点、8店舗だと10万円、7店舗だと11万6666円、6店舗だと14万円、5店舗だと17万5000円という計算になる。それ以上買い物しても、買いまわりでのポイントアップにはならないことは覚えておこう。

 ラクマ購入分の+1%については、これとは別で2000ポイントの上限がある。ただしラクマは期間中合計1000円以上の購入が条件。

 それと、ラクマを初めて利用する人、あるいは久しぶりに利用する人(2022年12月5日以降購入していない人)は、スーパーセール期間中に1000円以上ラクマで購入すると、楽天市場の買い物がポイント5倍(通常1%+4%)になるキャンペーンも併催している。こちらも期間中にエントリーが必要で、上限は1000ポイントとなる。

楽天カードを使ってさらにポイントアップ

 さらに楽天カードを持っているなら、「5と0のつく日」である12月10日にキャンペーンエントリーの上、楽天カードで支払いすると、さらにお得だ。

 残念ながらこの12月から付与率と上限が下がってしまったのだが、楽天カード特典として+2%、5と0のつく日特典として+1%のポイントがゲットできる。ただし、こちらも付与されるポイントには上限があって、楽天カード特典が月間1000ポイント(プレミアムカードの場合5000ポイント)、5と0のつく日特典が月間で1000ポイントまでとなる。

楽天カードならポイントがさらに+3%

 なお、買いまわりで得られるポイントも、5と0のつく日のポイントも、どちらも期間限定ポイントになる。付与されるのは通常来年1月15日ごろで利用期限は2月末までだ。

 とはいえ楽天ポイントは楽天ペイなどで街中でも利用できるので、期限を忘れなければ利用先に困ることは少ないと思う。

時間差返礼品で冷凍庫があふれるのを防げ!!

 自分の好きな自治体に寄付できるふるさと納税だが、やはり気になるのは返礼品だろう。

 基本的には返礼品は寄付金額の3割以下、そして、返礼品+経費の総額は寄付額の5割以下ということになっているが、食料品などでは、「訳あり」などとして正規品よりもボリュームが増量されているものもあって、楽天ふるさと納税では「訳あり返礼品」として特集ページも用意されている。また、ジャンルごとのランキングなどもあるので、活用して好みの返礼品を見つけよう。

 ただし、少しでもお得にと容量ばかりを気にして選んでいると、後悔しがちなのが“冷凍庫あふれる問題”だ。同時期に大量のお肉や魚介類を頼んで冷凍庫に入りきらない失敗というのは、ふるさと納税ではよく聞く話だ。

 その点、楽天ふるさと納税だと納期についても記載されていることが多いので、忘れずにチェックしておこう。中には返礼品の送付時期を選択できるものもある。また、あくまでこれは筆者の経験によるものではあるが、申し込み時の備考欄に、発送時期を遅らせて欲しい旨、希望の発送時期を記入しておくと、自治体によっては対応してくれることもあるようだ。

 ということで、楽しいふるさと納税を、ぜひ失敗することなく手軽に楽しんでいただければ幸いだ。