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NTT東西、「フレッツ 光ライト」終了後の移行措置を発表。2025年4月1日から「フレッツ 光ネクスト」へ自動移行

2024年4月1日からは従量課金停止

 東日本電信電話株式会社(NTT東日本)および西日本電信電話株式会社(NTT西日本)は、2025年3月31日にサービスを終了する「フレッツ 光ライト」(NTT東日本/西日本)、「フレッツ 光ライトプラス」(NTT東日本)に関して、サービス終了後の移行措置を発表した。

 2024年4月1日から従量課金が停止され、ほかのサービスに移行しないユーザーは、2025年4月1日に「フレッツ 光ネクスト」へ自動移行される。その際の工事費は無料で、自動移行後6カ月(2025年9月30日)までは月額料金が割引かれる。

 あわせて、移行先の候補となるサービスと、移行時の工事費割引についても案内されている。

2024年4月1日以降、従量課金停止

 両社では、専用の関連設備の維持限界が見込まれるとして、2024年4月1日から2025年3月31日の期間、フレッツ 光ライトおよびフレッツ 光ライトプラスの従量課金従量料金を停止する。期間中はインターネットを利用した場合も基本料金のみ請求される。

 月額基本料金は、NTT東日本のフレッツ 光ライト・ファミリータイプが3080円、マンションタイプが2200円、フレッツ 光ライトプラスが4180円。NTT西日本のフレッツ 光ライト・ファミリータイプが3520円、マンションタイプが2860円となっている。

月額基本料金(NTT東日本)
月額基本料金(NTT西日本)

2025年4月1日に「フレッツ 光ネクスト」へ自動移行、月額利用料割引

 2025年3月31日時点で解約か、ほかの光サービスへの移行かのどちらも完了していない回線を対象として、サービスが利用できなくなる状況を避けるため、2025年4月1日をもってユーザーによる手続きなしで「フレッツ 光ネクスト」へ自動移行する。NTT西日本では、さらに、2025年10月1日以降に順次「フレッツ 光ネクスト・スーパーハイスピードタイプ 隼」へ自動移行する。

 自動移行後は月額料金が上がるため、インターネットの利用がなく、ひかり電話やフレッツ・テレビなどのみを利用しているユーザーには、「ひかり電話ネクスト」への移行をすすめている。

 また、自動移行に伴い、2025年4月1日〜9月30日の期間に、フレッツ 光ネクストの月額利用料金が割り引かれる。10月1日からは通常の月額利用料での請求となる。

移行前後の月額利用料の推移(NTT東日本)
移行前後の月額利用料の推移(NTT西日本)
フレッツ 光ライト ファミリータイプ(NTT東日本)の場合

後継サービスはフレッツ 光クロス/ネクスト、またはひかり電話ネクスト

 移行先のサービスとして、インターネットを利用するユーザー向けには、フレッツ 光クロス、フレッツ 光ネクスト、または光コラボレーションモデルの各サービスへの移行を、インターネットを利用せず電話サービスや各種付加サービス(フレッツ・テレビなど)のみを利用するユーザーには、ひかり電話ネクストへの移行をすすめている。

 なお、ひかり電話ネクストなどへの移行を希望する場合には、電話での申し込みと、2025年3月31日までの工事完了が必要となるため、早めに申し込んでほしいと呼び掛けている。

推奨される後継サービス(NTT東日本)
推奨される後継サービス(NTT西日本)

2025年3月31日まで移行工事費の割引も実施

 2025年3月31日までに、フレッツ 光ライトなどのユーザーがひかり電話ネクスト、フレッツ 光クロスおよびフレッツ 光ネクストへ移行する場合の工事費が無料となる。さらに、2025年4月1日〜9月30日の期間において、自動移行したフレッツ 光ネクストから、ひかり電話ネクストまたはフレッツ 光クロス、もしくは自動移行後と異なるプランのフレッツ 光ネクストに変更する場合の工事費も無料になる。