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検索で見つけたESTA申請サイトから高額な手数料!? 海外渡航認証トラブルに国民生活センターが注意喚起

 独立行政法人国民生活センターは、海外へ渡航する際に必要となるESTA(Electronic System for Travel Authorization:電子渡航認証システム)申請を行った際に、実は公式の申請サイトではなく申請代行サイトを利用していて、手数料を含めた高額な請求をされるトラブルに注意喚起を行った。

 同センターに寄せられた相談事例では、米国旅行のためESTAを申請しようとウェブ検索し、一番上に表示されたウェブサイトから申請を行ったところ、本来の申請費用は21ドル(約3000円)のはずが、約1万円が請求されたというものがあった。申請したウェブサイトを確認すると、公式サイトではなく、請求代行サービスを行う事業者のウェブサイトだったという。

 「ESTA」などのキーワードでウェブ検索すると、検索結果の上位に、申請代行サイトが表示される場合がある(検索結果の上部に表示される「スポンサー枠」の広告を、検索結果と誤認する可能性もある)。同センターでは、申請するサイトが公式サイトかよく確認し、申請代行サイトを利用した場合はキャンセル条件を確認するようにとしている。

 また、公開情報のページにて、米国、カナダ、オーストラリア、韓国の、政府公式のESTA申請サイトを案内している。