ニュース

「利益があったのに出金できない」など、SNS上で勧誘される詐欺的なFX取引トラブルに国民生活センターが注意喚起

 独立行政法人国民生活センターは、SNS上の投資グループで勧誘される詐欺的なFX取引トラブルが、特にシニア層から多く報告されているとして情報を公開し、注意を呼び掛けた。

SNS上の投資グループに参加し、FX取引をしたが出金できない、などの事例

 紹介されている相談事例のうち、60代男性から寄せられたものでは、退職金の運用を学ぶため、SNSの広告で見た投資セミナーのLINEグループに登録したという。

 そこで、実際に資産運用に成功したという事例とともにFX取引を薦められ、FX取引アプリが無料で提供された。実際に取引を進めると利益が出たため、徐々に投資額を増やし、計500万円を毎回異なる個人名口座に振り込んでいた。その後、500万円の出金を求めたが、「出金には税金として160万円が必要」と言われ160万円振込み、さらに「間違った口座に入金された」と言われ、再度別の口座に160万円振り込んだ。しかし500万円は出金されなかったという。

 そのほかにも、「FX取引で口座から出金を申し出たところ、口座残高の半分の証拠金を要求された」「SNSで知り合った人から投資グループに誘われ海外FX取引を行ったが、出金時に税金を請求された」などといった相談が寄せられているという。

SNS上の投資グループ、個人名義の口座、無登録業者は怪しい!

 同センターでは、アドバイスとして、SNS上の投資グループに注意すること、振込先に個人名義の口座を指定された場合は絶対に振り込まないこと、無登録業者との取引は行わないことを挙げているほか、FX取引の仕組みがよく分からなければ契約しないようにとしている。

 また、不安を感じた際は、消費者ホットライン「188(いやや!)」番などに相談するようにと呼び掛けている。