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日本の音楽を違法アップロードして約10年間活動していた海賊版リーチサイトが閉鎖、日本レコード協会が発表
Cloudflareに米国で開示命令
2024年7月19日 16:55
一般社団法人日本レコード協会(RIAJ)は7月19日、アニメーション音楽やゲーム音楽をダウンロードできる海賊版リーチサイト「hikarinoakari.com」が閉鎖されたことを発表した。
リーチサイトとは、違法にアップロードされた著作権侵害コンテンツにユーザーを誘導し、広告収入やアフィリエイト収入を得るウェブサイト。
hikarinoakari.comは、国内外のサーバーを用いて2014年ごろから運営されており、誰でも無料でコンテンツをダウンロードできた。2024年のサイト訪問者は1575万人。そのうち75%が海外からのアクセスによるもので、特に海外から人気のサイトだったという。
RIAJおよび国際レコード産業連盟(IFPI)はこれまで、hikarinoakari.comの運営者に対し、サイトの閉鎖および違法にアップロードされたファイルの削除を繰り返し求めてきた。しかし、運営者はファイルの削除などの対応をすることがなかった。
RIAJはまた、2017年から、実際に音源が蔵置されているサイバーロッカーの運営会社に対しても削除依頼を継続して実施してきた。
このような状況から、RIAJは、サイト管理者の特定を目的として、同サイトが使用するコンテンツデリバリーネットワーク(CDN)であるCloudflareに対し、米国で情報開示命令を2024年7月3日に取得した。その結果、開示命令直後に運営者によってウェブサイトが自主閉鎖された。
同協会は、今後もCloudflareから開示される情報をもとに、運営者に対する責任追及や同種の違法サイトへの法的な対応を行っていく予定としている。