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IPA、「情報セキュリティ白書2024」発売。PDF版は無料ダウンロード可能

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は7月30日、「情報セキュリティ白書2024」を発売した。紙書籍版の定価は2200円。PDF版は、IPAのウェブサイトから無料ダウンロードできる。

 「情報セキュリティ白書」は、IPAが2008年から毎年発行しており、情報セキュリティに関する国内外の政策や脅威の動向、インシデントの発生状況、被害実態などのトピックのほか、その年ならではの象徴的なトピックを収録。セキュリティの学習用のほか、企業の人材教育用やセミナーの資料などに利用される。

 2024年度版では、「ゼロデイ脆弱性」や「ランサムウェア攻撃」「政府機関等のサイバーセキュリティ対策のための統一基準群」などのトピックに触れているほか、震災時の偽・誤情報拡散も取り上げている。

 PDF版は、アンケートに回答後ダウンロードが可能になる。

「情報セキュリティ白書2024」の構成

序章 2023年度の情報セキュリティの概況

第1章 情報セキュリティインシデント・脆弱性の現状と対策
 1.1 2023年度に観測されたインシデント状況
 1.2 情報セキュリティインシデント別の手口と対策
 1.3 情報システムの脆弱性の動向

第2章 情報セキュリティを支える基盤の動向
 2.1 国内の情報セキュリティ政策の状況
 2.2 国外の情報セキュリティ政策の状況
 2.3 情報セキュリティ人材の現状と育成
 2.4 国際標準化活動

第3章 情報セキュリティ対策強化や取り組みの動向
 3.1 組織・個人に向けた情報セキュリティ対策の普及活動
 3.2 製品・サービス認証制度の動向
 3.3 暗号技術の動向
 3.4 制御システムのセキュリティ
 3.5 IoTのセキュリティ
 3.6 クラウドのセキュリティ

第4章 注目のトピック
 4.1 虚偽を含む情報拡散の脅威と対策の動向
 4.2 AIのセキュリティ

付録 資料・ツール
 資料A 2023年のコンピュータウイルス届出状況
 資料B 2023年のコンピュータ不正アクセス届出状況
 資料C ソフトウェア等の脆弱性関連情報に関する届出状況
 資料D 2023年の情報セキュリティ安心相談窓口の相談状況
 第19回 IPA「ひろげよう情報セキュリティコンクール」2023 受賞作品
 IPAの便利なツールとコンテンツ