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DLPA、総務省「NOTICE」のチェック項目を受け、Wi-Fiルーターを安全に使うポイントを解説

 一般社団法人デジタルライフ推進協会(DLPA)は、「Wi-Fiルーター・ネットワークカメラが危ない! サイバー攻撃から守るチェックポイント!」としてコンテンツを公開した。家庭用Wi-Fiルーターを安全に使うポイントを解説し、あわせて「DLPA推奨ルーター」の、安全のための機能を紹介している。

 DLPAは、国内のWi-Fiルーターメーカーらによる団体で、2019年12月より、製品の脆弱性を自動で修正可能な「自動ファームウェア更新機能」と、管理画面のパスワードを類推されにくいものにする「管理画面へログインするためのIDまたはパスワードの固有化」という、誰もが安全性を高められる機能を備えたWi-FiルーターをDLPA推奨ルーターとして、買い替え・使用をすすめる活動を行っている。

 また、同協会に加盟する国内のWi-Fiルーターメーカー4社(アイ・オー・データ機器、エレコム、NECプラットフォームズ、バッファロー)から同時期以降に発売されたWi-Fiルーターは、全てDLPA推奨ルーターとなっている。

 今回公開されたコンテンツは、総務省らが4月から開始した新しい「NOTICE」で提示している、「ルーター/ネットワークカメラの安全な管理方法」のチェック項目に対応したもの。NOTICEは、Wi-FiルーターなどIoT機器の安全を守るための取り組みである。詳細は関連記事も参照のこと。

 コンテンツは、NOTICEが提示している「推測されにくい複雑なパスワードに変更してください」「ファームウェアが最新版でない場合はアップデートしてください」「使用しない機能や設定は無効にしてください」「サポートが終了したルーターやネットワークカメラは買い替えをご検討ください」という4つのチェック項目に対応し、一般的なWi-Fiルーターにおける対処方法と、DLPA推奨ルーターでの対応を解説している。

 サイバー攻撃のニュースが相次ぐ昨今、一般家庭のWi-Fiルーターが、国内企業への攻撃への「踏み台」として悪用される事例も確認されているが、「踏み台」にされた家庭では、それに全く気付かないケースがある。一度同コンテンツを確認し、家庭で安全利用ができているか、確認してみてほしい。

NOTICEの「ルーター/ネットワークカメラの安全な管理方法」のチェック項目。5項目あるが「ファームウェアが最新版でない場合はアップデートしてください」は設置時、利用中の両方で挙げられており、内容としては4点