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詐欺電話の対策機能を備えたウイルスバスター、トレンドマイクロが発売。タウンページとも協力

疑いがある番号に発信したとき、家族に安全確認するサービスも

発信時の警告画面のイメージ(Android版)
発信時の警告画面のイメージ(iOS版)

 トレンドマイクロ株式会社は、詐欺電話のブロックや、ディープフェイクをAIで検出する機能(ベータ版)を備えた「ウイルスバスター トータルセキュリティ プレミアム + 詐欺電話ブロックサービス(月額版)」を、8月1日に発売した。一部のドコモショップで販売を開始しており、今後、販売店は拡大の予定という。価格はオープン。

 電話機能を有するAndroid 7/iOS13以上を搭載した端末に対応する。ディープフェイクの検出機能は、iOS14以上を搭載、かつ、メモリ4GB以上の端末でのみ利用可能。

 詐欺電話のブロック機能は、特殊詐欺の疑いがある電話番号からの着信をブロックするほか、国際電話の着信時には、詐欺への悪用も見られることから警告を表示する。また、特殊詐欺の疑いがある番号に発信しようとしたとき、あるいは国際電話の発信時にも警告を表示する(iOSでは、国際電話については発信時のみ警告を表示する)。

 このほか、NTTタウンページとの連携により、タウンページに掲載された電話番号約560万件のデータベースを持ち、発着信時に相手の企業名などを確認できる。さらに、特殊詐欺の疑いがある電話番号への発信を行ったときには、本人または登録していた家族の電話番号あてに、サポート担当から安全確認も行われる。

詐欺電話ブロック機能、安全確認サービスのイメージ

 ディープフェイク検出機能は、LINE、Teamsなどのビデオ通話機能を持つアプリや、YouTube、Instagramなどのライブ配信機能を持つアプリに対応。AIによりディープフェイクによるなりすましを検出し、警告する。

ディープフェイク検出時の警告のイメージ