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マネーフォワード、適格請求書発行事業者登録番号から「Peppol ID」を作成できる機能を提供開始

「適格請求書発行事業者番号」を入力することで「Peppol ID」の追加が可能

 株式会社マネーフォワードは8月23日、バックオフィスSaaS「マネーフォワード クラウド」において、「適格請求書発行事業者番号」から「Peppol ID」を作成できる機能の提供を開始すると発表した。「法人番号を持たない個人事業主もスムーズにPeppol IDを作成し、デジタルインボイスの送受信ができるようになる」としている。

 現在、対応するサービスは「マネーフォワード クラウド請求書」「マネーフォワード クラウドBox」「マネーフォワード クラウド会計」および「マネーフォワードクラウド 確定申告」(モバイル版は対象外)。

 Peppol IDとは、標準仕様(日本では「JP PINT」)に沿って、適格請求書(インボイス)をデジタル化して「Peppolネットワーク」経由でやり取りするのに必要となる事業者ID。「将来的にデジタルインボイスが普及することで、請求データが届くと同時にワンクリックで取引先への入金が完了したり、蓄積した請求データから事業者に与信を付与し、金融サービスの提供に活かしたりと、SaaSと金融サービスがシームレスに繋がる世界を実現できる」(マネーフォワード)とされている。

 マネーフォワード クラウドではこれまで、法人番号やGLN(企業・事業者識別コード)を使用したPeppol IDの作成に対応していた。今回の機能追加により、法人番号を持たない個人事業主であっても、適格請求書発行事業者番号を取得していれば、GLN取得の費用や手間を別途かけることなくPeppol IDを作成し、Peppolネットワーク経由でデジタルインボイスを送受信可能になった。