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バッファロー、Wi-Fi 7ルーター“ハイパフォーマンスモデル”として「WXR9300BE6P」を10月下旬発売

 株式会社バッファローは、Wi-Fi 7ルーターのハイパフォーマンスモデル「WXR9300BE6P」を、10月下旬に発売すると発表した。同製品は、6月時点で9月発売予定とされていたが、発売予定を延期したかたちとなる。

 Wi-Fi 7とトライバンドに対応し、各帯域2ストリームの全6ストリーム。最大通信速度は6GHz帯で5764Mbps、5GHz帯で2882Mbps、2.4GHz帯で688Mbpsとなる。このスペックに関する情報は、6月時点で既報のとおり。

 今回、発売予定変更のほかの新しい情報としては、呼称が「ミドルレンジモデル」から「ハイパフォーマンスモデル」と変更されたことがある。また、MLO対応について詳細な情報が公開されている。

 「ハイパフォーマンスモデル」の呼称になったのは、エレコムとアイ・オー・データ機器からWi-Fi 7デュアルバンド対応のルーターが発売されるなどして、Wi-Fi 7ルーターにおける「ミドルレンジ」のイメージが分かりにくくなったことが一因。WXR9300BE6Pは、バッファローの製品ラインアップでは2月に発売されたWi-Fi 7最上位モデル「WXR18000BE10P」に次ぐ性能のモデルで、各社から今後もWi-Fi 7ルーターが発売されていく中でも、中上位またはそれ以上の位置づけになるとみられる。

 MLOに関しては、最上位モデルであるWXR18000BE10Pと同等の性能を有する。同社がWXR9300BE6PのMLOの紹介で「同時モード」「切換モード」と呼ぶ2つのモードのうち、WXR18000BE10Pの製品情報ページでは「同時モード」のみが紹介されている(記事公開時点の情報)が、WXR18000BE10Pも「切換モード」に対応しており、MLOの複数あるモード(MLSR/EMLSR/NSTR MLMR/STR MLMR/EMLMR)のそれぞれに対応する。

 WXR18000BE10Pの製品情報で「同時モード」のみを紹介しているのは、同製品の発売時点ではWi-Fi 7対応子機がまだ少なく、MLOが生きるのは主に同製品を組み合わせたメッシュ構築時と考えられたためだという。現在は子機が増えつつあるのに合わせて、子機との通信を想定した「切り換えモード」もアピールされている。

WXR9300BE6P 紹介動画