ニュース
決定前に事業者や条件を確認! 旅行予約サイトでのトラブル防止法を国民センターがアドバイス
2025年3月24日 07:30
独立行政法人国民生活センターは、旅行予約サイトにおけるトラブルに関する注意喚起を行った。キャンセルや重複予約に関する相談が寄せられており、各種条件や運営事業者の情報をよく確認して利用すること、予約確認メールは大切に保管しておくことなどを呼び掛けている。
相談事例として、キャンセル無料の温泉宿を検索して予約し、2時間後にキャンセルしたところ100%のキャンセル料が発生し、サポートは海外で電話で相談しても回答が得られなかったというものや、旅行予約サイトで海外のホテルを予約したところ同じ予約確認メールが2通届き、重複予約になってしまったというものが紹介されている。
国民生活センターでは、次の3点のアドバイスを行っている。
1点目は、予約サイトの運営事業者の情報を確認し、海外事業者である場合はカスタマー対応窓口の情報を確認すること。海外事業者が運営している場合は、サイトが日本語表示でも、日本語でのカスタマー対応が行われない場合がある。また、海外事業者に対しては日本の法律などを用いた交渉が難しくなる場合もある。
2点目は、キャンセル条件や契約内容をよく確認すること。予約を完了する前に表示されている条件を確認し、記録として予約確認画面のスクリーンショットを撮っておくことも推奨している。
3点目は、予約確認メールやマイページで契約内容を確認し、問い合わせを行った場合にはその内容も保管しておくこと。予約確認メールなどは旅行が終わるまで大切に保管し、問い合わせの記録は、実行した日時(メールの送信日時など)が分かる形で保管するようにとしている。
なお、不安に思ったことやトラブルが生じた場合には、すぐに最寄りの消費生活センターなどへ相談するようにとして、消費者ホットライン「188(いやや!)」番を案内している。