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miibo、さくらインターネットと連携した国内完結の生成AIプラットフォームを提供開始

 株式会社miiboは7月9日、同社が提供するノーコードAI構築プラットフォーム「miibo」と、さくらインターネット株式会社が提供する生成AI向け実行基盤「さくらの生成AIプラットフォーム」を連携した、「miibo 国産基盤パッケージ」の提供を開始した。

 同社は、生成AIの企業活用が急速に進む中、機密情報を扱う企業において、データの国外流出リスクや法規制への対応が重要な課題となっていると説明している。こうした中で、国産技術によるデータ保護を実現し、企業が安心してAIを活用できる環境を提供するため、同パッケージの提供を開始したという。

 基盤からAIアプリケーションの構築まで、全体が国産サービスで構成され、データを海外に送信することなく、国内の法規制に完全準拠した状態でデータが保護されることと、用途に応じて複数の国産言語モデルを利用できることが特徴。企業や教育機関での利用や、日本語に特化した高度な処理を求める場面での利用が想定されている。

 国産モデルを使用する利点として、同社では、日本語特有の表現を適切に処理し、自然で正確なコミュニケーションを実現できる点や、機密情報の海外サーバー送信リスクを排除し、セキュリティリスクの回避ができる点、日本の文化的価値観に基づく適切な判断支援を行える点を挙げている。