ニュース
AIヘルプデスクを自社のサイトや文書からカンタン作成、「OPTiM AIRES」がフリープラン提供
2025年7月17日 06:45
株式会社オプティムは、AIエージェント型チャットボット「OPTiM AIRES」(オプティム アイレス)の機能を無料で試せる「フリープラン」の提供を、7月より開始した。「ライトプラン」と同等の機能を2週間利用できる。
OPTiM AIRESは、「わずか5分でAIエージェントを作成できる」ことを特徴とするサービスで、企業のカスタマーサポートや自治体窓口などにおける顧客・利用者向けの対応、企業内ヘルプデスクでの利用などが想定されている。
ウェブサイトのコンテンツや、文書ファイル(PDF、テキスト、Microsoft Office文書など)を登録することで、それらのデータに基づいて回答するAIエージェント(チャットボット)を作成できる。
利用者がヘルプやマニュアルを読んで情報を探す手間をかけずに済むよう、自然言語による質問で必要な情報を得られるAIチャットボットの導入を検討する企業・団体は多い。そのためには、回答の参考情報となるデータを登録する「RAG」(検索拡張生成:大規模言語モデルに外部データを入力し、検索結果を最適化する手法)が必要になるが、同サービスでは、このRAGを容易にし、用意したデータに基づいて回答するAIチャットボットを手軽に作成できる。
作成したAIチャットボットには固有のURLが与えられ、アクセスすれば利用可能。同社のバックオフィスで業務問い合わせにOPTiM AIRESを利用した検証では、88.5%の回答精度だったという。管理画面からFAQを直接入力して、回答のためのデータを追加することもでき、これにより誤回答の対策もできる。
料金プランは、月額5万円(税別)で2つまでのチャットボットを作成できる「ライトプラン」と、月額10万円(税別)で5つまでのチャットボットを作成できる「スタンダードプラン」の2種。このほか、登録可能なウェブサイトのURLやQ&Aの数にもプラン間で違いがある。
フリープランは、登録から2週間、ライトプランと同等の機能を利用できる。2週間経過後は、データの登録などが制限されるが、AIチャットボットは引き続き利用できる(ただし、質問可能な回数が100回/付きに制限される)。2週間のあいだにAIチャットボットを作成して評価し、2週間経過後にプラン変更すれば、継続して利用可能となる。