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モノクロ映画をカラー化した海賊版DVD販売者に有罪判決、「AIによる著作権法違反で初の事例」
2026年1月29日 07:00
大阪地方裁判所は1月28日、モノクロ映画を無断でカラー化し複製した海賊版DVDを販売したとして逮捕されていた大阪府在住の男性に対し、拘禁刑1年6カ月(執行猶予3年)、罰金50万円併科の有罪判決を言い渡した。一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構(CODA)は本件について「日本国内において、成人向け以外の一般の映画作品におけるAIによる著作権法違反での逮捕および有罪判決は本件が初の事例となります」と発表している。
男性は、「白黒映画を高度映像系人工知能を駆使してカラー作品にした復刻DVDを販売しています」などとうたい、東宝株式会社が著作権を有するモノクロ映画「ゴジラ」などをカラー化した上で複製した海賊版DVDを、フリマサイトなどを通じて販売しており、2025年6月16日に、大阪府警察本部と豊中警察署により逮捕された。
販売されていた海賊版DVDは、いずれも日本や海外の古典名作モノクロ映画をもとにしており、男性は「著作権保護期間の終了したパブリックドメイン」であるため合法であるとして宣伝・販売していた。しかし、実際には多くの作品が現在も著作権の保護期間内にある状態だったという。
