マイケル死去が米国ネット史上最大の話題に、全書き込みの8%


 ニールセン・カンパニー合同会社は、6月25日に死去したマイケル・ジャクソン氏に関するインターネット上の書き込みの動向をとりまとめた。マイケル・ジャクソン氏の死去に関する書き込み数が、米国のインターネットの歴史の中で最大規模だったという。調査では、SNSやブログなど同社と契約を結ぶ複数のサイトから書き込みを集計した。

 マイケル・ジャクソン氏の死去に関する話題は、6月25日におけるインターネット上の書き込み数のうち、8%近くを占めたという。7月7日に行われた同氏の追悼式の模様は全米で3110万人がテレビ視聴したが、追悼式関連の書き込みもインターネットの全話題の3%以上を占めたとしている。

 ニールセン・カンパニーによれば、マイケル・ジャクソン氏の死去に関する6月25日のインターネット上の書き込み数は史上1位、7月7日の追悼式に関する書き込み数は史上3位だったとしている。なお、2番目に書き込みが多かったトピックは1月の米国バラク・オバマ大統領就任式で、Web上の全話題の5%を占めた。

 また、追悼式ではテレビとインターネットでマスコミ報道のコラボレーションが見られたことも特徴だという。例えば米CNNは、SNS「Facebook」とストリーミング放送を活用して追悼式の模様を報道。その結果、書き込みのうち5%でCNNの名前が挙げられたとしている。

 ニールセン・カンパニーはこのほか、マイクロブログ「Twitter」の7月9日におけるトピックランキングでもマイケル・ジャクソン氏の死去に関するキーワードが数多く見られたと指摘。具体的には、「MJ」や「Michael Jackson」などがランクインしていたほか、誤ったつづり「micheal」でさえも1日中上位にランクインしていたという。

主要ニュースのインターネット上での書き込み数の推移(米国)

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(増田 覚)

2009/7/23 18:23