MSがブラウザ選択画面の具体案を提案、欧州委員会もまずは歓迎


ブラウザ選択画面の仮デザイン案

 米Microsoftは24日、欧州委員会との間で論争となっている反トラスト法案件に関連して、ブラウザ選択画面を表示する方法などの具体案を提案した。

 Microsoftの新たな提案によると、欧州経済圏内の消費者が新たに購入したWindows PCにおいてInternet Explorer(IE)がデフォルトブラウザに設定されている場合、Windows Updateを通じてブラウザ選択画面が提供される。

 Microsoftは、このブラウザ選択画面の仮デザイン案も提案している。この画面によると、Internet Explorer、Firefox、Safari、Google Chrome、Operaが横に並べられ、リンクをクリックすることでインストールできるようになっている。

 この選択画面に表示するブラウザは、欧州経済圏内でシェアを獲得しているメジャーなブラウザとする。どの調査結果をもとにブラウザシェアを確定するかは、Microsoftと欧州委員会が話し合いのもとで決定する。

 さらにOEMに関しては、メーカー側にIEのインストールを強制せず、デフォルトブラウザとしてどのブラウザを設定するかの選択も許可する。それだけでなく、ブラウザ選択に関してOEMに対して圧力をかけることもしないとしている。

 また、Windows 7ではIE8を無効化する設定画面が用意されていることも強調している。

 ブラウザだけでなく、欧州委員会の懸念などに関連して、Microsoftはサードパーティ製品との相互運用性を向上させるための協力も開始した。これらの製品には、Windows、Windows Server、Office、Exchange、SharePointが含まれている。

 Microsoftのこの提案を受けて、欧州委員会ではまずは歓迎の意を表明した。その上で、今後具体的な効果があるかどうかを調査することにしている。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2009/7/27 12:06