「Safari 4.0.3」公開、脆弱性の修正など


Safari 4.0.3(Windows版)

 アップルは11日、Webブラウザの最新バージョン「Safari 4.0.3」を公開した。脆弱性の修正のほか、安定性・互換性の改善も行われており、すべてのSafariユーザーにアップデートを推奨している。Windows Vista/XP、Mac OS X 10.5.8/10.5.7、Mac OS X 10.4.11(要Security Update 2009-003)に対応しており、同社サイトよりダウンロードできる。

 「Safari 4.0.3」では、CoreGraphics、ImageIO、WebKitなどのコンポーネントに見つかった脆弱性計6項目を修正する。この中には、細工を施した悪意あるサイトを閲覧することで、予期せずにアプリケーションが終了したり、任意のコードを実行されてしまう恐れのある脆弱性も含まれている。

 「Safari 4.0.3」ではこのほか、HTML 5ビデオタグを使用するWebページの安定性の改善、一部のユーザーがiWork.comにログインできない問題の解決、Webコンテンツがカラーではなくグレイスケールで表示される原因の解決がなされているとしている。


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(永沢 茂)

2009/8/12 14:24