「Twitter」での口コミの伝播を可視化、ホットリンクが開発


図1、伝播経路を放射状に再現
図2、伝播経路を時間軸上で再現

 ホットリンクは18日、「Twitter」ネットワーク上の口コミの伝播を可視化する技術を開発したと発表した。同社では、今回の技術を利用し、企業のマーケティング活動を支援するレポーティングサービスを開始する。

 ホットリンクでは、「Twitter」に投稿されたキーワードについて、どれだけ多くのユーザーに、どのように広まったのかという「口コミ伝播の可視化」を可能にした。レポーティングでは、特定のキーワードについて、誰が書き込み、誰に伝わったのかを図で確認できる。

 ホットリンクは、同社サイトにて、口コミ伝播図の例を2点公開してる。例は、ニコンのプロジェクター内蔵コンパクトデジタルカメラ「COOLPIX S1000pj」に関する投稿について調べたものだ。1点は伝播経路を放射状に示し、1点は伝播経路を時間軸に沿って示している。

 口コミ伝播図の作成方法としては、当該キーワードが入った投稿へのリプライ(@アカウント名で返信する行為)や、当該キーワードを投稿したユーザーとフォロー関係にあるユーザーが同じキーワードで投稿した場合に、口コミが伝播したと見なし、アカウント間を線でつないでいる。

 ホットリンクでは、今回の技術を応用した企業向けのマーケティング支援サービスを提供する。調査データでは、自社商品に関して投稿された回数、投稿した人数、読まれた人数が分析できるほか、自社商品・サービスに興味があり、かつ情報伝播に影響力があるユーザーの分析なども可能だ。料金は1キーワードにつき50万円。安価な簡易レポートメニューも用意する。


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(野津 誠)

2009/9/18 15:59