3輪車による「ストリートビュー」撮影候補地、米国内で募集


 米Googleは16日、特別に開発した3輪自転車による「ストリートビュー」撮影候補地を、米国内で募集すると発表した。

 このような試みが英国で実施された時には、1万以上の候補地がユーザーにより推薦され、3万5000以上の投票があったとされる。Googleは、この成功を受けて米国でも実施することにした。


「ストリートビュー」撮影装置を搭載した3輪自転車。Googleのニュースリリース内で動画で紹介している

 この3輪自転車は、GoogleストリートビューチームのシニアメカニックエンジニアであるDaniel Ratner氏が、自身の20%プロジェクトとして開発した。ストリートビューのカメラや撮影装置、GPSが搭載されている。Google社内には、250ポンド(約113キロ)もの重量の車体を走らせるため、頑強な自転車乗りのチームが存在しているという。

 Googleでは、候補地として公園・散歩道、大学キャンパス、テーマパーク・動物園、ショッピングモール、ランドマーク、ゴルフコースやスタジアムなどのスポーツ施設の6つのカテゴリーで候補地を募集する。多数の投票を得た場所に関しては、Googleが交渉の上、撮影を行うとしている。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2009/10/19 11:22