ドイツのSNS利用者2640万人、国民の3人に1人


 独IT業界団体のBITKOMが10月28日に発表した調査結果によると、ドイツ国内でSNSを実際に利用している人口が2009年第3四半期現在で2640万人と、国民の3人に1人に達していることが明らかになった。前年同期比で360万人増と、着実に増加している。

 今回の調査は、BITKOMが調査会社のcomScoreと共同で行ったもの。同調査についてBITKOMは、SNSのようなコミュニティ型サイトへの参加者はネット利用者のかなりを占めるに至っており、年齢層を問わずに普及していると指摘。ドイツではもはや通常のネットツールになっているとしている。

 最も人気のあるSNSは、ドイツのローカル系のStudiVZグループ。StudiVZ、SchulerVZおよびMeinVZなどを運営しており、合計1460万人の登録があるという。2番手もローカル系で、テレビ局などを手がけるRTLが運営するWer-kennt-wen.deが620万人。世界最大のSNSである米国系のFacebookは560万人でこれに続ている。Facebookはドイツ市場に参入してから間が無いが、前年同期比3倍の伸びを示しているという。

 Twitterも年初来、顕著な伸びを示しており、2008年は登録数がわずか7万2000人だったのが、現在では180万人で10番手になっているという。


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(Gana Hiyoshi)

2009/11/2 16:42