「Google Friend Connect」がWebサイトを簡易SNSに近づける新機能


 米Googleは4日、「Google Friend Connect」に複数の新機能を追加し、Webサイトオーナーと読者、また読者同士の関係を強化できるようにした。これにより、「Google Friend Connect」を組み込んだサイトは、一方的な情報提供から、より読者との関係が密になる“簡易SNS”とでも言えるような環境へと変化しそうだ。

 まず、サイトオーナーが簡単にサイト上で読者投票を実施できるようになった。これによって読者が興味を持っている事柄について、より多くを知ることができる。また、一部の情報は、「Google Friend Connect」のパブリックプロフィールに追加されるため、読者同士もそれぞれの関心を知ることができるようになる。それだけでなく、このプロフィールを通じて読者同士がプライベートメッセージを送り合うことができるようになった。

 こうして収集した読者に関する情報は、ツールやAPIを通して他のシステムに統合して利用できるほか、サイトオーナーアカウントではグラフとして分析することが可能だ。

 こうして読者情報が明快になると同時に、さらにWebサイト体験をパーソナライズするための機能も追加された。

 サイトオーナーは、読者に宛ててニュースレターを送れるようになった。全ユーザーに一斉送信するだけでなく、収集した読者の関心事に応じて一部の読者だけに送信するなどのカスタマイズも可能だ。

 また、読者の関心事に応じて、最も関心のあるサイトコンテンツをリンクとして表示できる。さらに、サイトコンテンツと読者の関心事の双方に合致するGoogle AdSense広告を表示できるようにもなっている。

 これらの設定は、いずれもサイトオーナーの「Google Friend Connect」アカウントから設定できる。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2009/11/5 12:55