Googleが検索結果のURL表示を改善、サイト構造わかりやすく


 米Googleは17日、検索結果に表示されるURL表示を改善することによって、目的のページを見つけやすくしたと発表した。

 Googleでは、これを説明するためにいくつかの例を挙げている。例えば、同社エバンジェリストのVint Cerf氏の経歴ページは、緑色で「www.google.com/corporate/execs.html」と表示される。このアドレスを見ると、Googleの会社概要に関連した幹部のページの中にあることが一目でわかる構造になっている。

 ところが、どのような性質のページなのかがわからないURLも数多く存在する。その一例として挙げている「ProductWiki.com」のサイトでは、商品に関するユーザーレビューやコメントをまとめているが、個々の商品名がURLに現れるだけだ。例えば、ロボット玩具「Spidersapien」についてのページのURLは「www.productwiki.com/spidersapien」だ。これでは、そのページの性質がわからないため、探しているページかどうか判断するための情報にはなりえない。

 これに対してGoogleが改善した新しい表示方法では「www.productwiki.com > Toys & Games > Robots」となる。これを見ると、このサイトの構造を知らなくても、このサイトにはさまざまな商品カテゴリーがあることを推測できるとともに、検索結果に表示されたのはその中のロボット玩具についてのページであることが一目瞭然だ。Googleはこうした表示を行うために、サイトの分析結果を利用するとしている。


「ProductWiki.com」内ページのURL表示例

 Googleではこの改善機能を数日以内に全世界で利用できるようにするとしている。検索結果のURL表示を注意深く見ることによって、余分なページをクリックせずに、最適なページを効率よく探せるようになるだろう。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2009/11/18 11:44