ニフティ、中学生向け情報モラル教材「上手なメールの使い方」


「メールやりすぎ度チェック」の質問例

 ニフティは26日、社会貢献活動の一環として、中学生が上手なメールコミュニケーションを習得することを支援する情報モラル教育用Web教材「心をつなぐネット・コミュニケーション講座~上手なメールの使い方~」基礎講座の提供を開始した。

 「心をつなぐネット・コミュニケーション講座~上手なメールの使い方~」基礎講座は、東京都品川区教育委員会とニフティが連携して開発した、中学生向けの情報モラル教育ツール。講座の流れとしては、まず生徒たちが「忙しくてひまがないときでも、ついメールの返事をしてしまう」といった24問の質問に回答し、自分の「メールやりすぎ度」を確認する。担当教師は、生徒達の解答結果の集計をリアルタイムで確認でき、その結果を見ながら授業を進行し、メールのトラブル事例やメールを上手に使うための3つのステップを学習できる仕組みとなっている。

 教材は、インターネットを通じて無料公開するため、全国の学校で利用できる。また、授業での詳しい使い方例などを記載した「学習の手引き(先生・保護者の方へ)」も用意している。

 ニフティでは、2008年6月から東京都品川区の小学校で「情報モラル教育」の支援活動を実施しており、これまでに小学校高学年向けにはインターネットの中に潜む危険を体験できる「インターネット体験ドリル」、中学生・高校生向けには自分の正確や行動パターンがわかる「中高生向け動物エゴグラム」を提供。今回の「心をつなぐネット・コミュニケーション講座」が第3弾の情報モラル教育用Web教材となり、今回の基礎講座に続いて2010年3月をめどに実践講座を提供するとしている。


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(三柳 英樹)

2009/11/27 06:00