「Firefox 3.6」リリース候補版公開、1月中に正式版か?


 米Mozillaは10日、Webブラウザーの新バージョンとなる「Firefox 3.6」のリリース候補(RC)版を公開した。Windows用、Mac OS用、Linux用について、日本語を含む各国語版が用意されている。


「Firefox 3.6」リリース候補版(Windows版)「Personas」ギャラリー

 「Firefox 3.6」では、外見を簡単に切り換えられる「Personas」、古いプラグインを警告するアラート、JavaScriptやブラウザーの応答性向上と起動時間短縮、スクリプト同時実行によるページ読み込み速度の高速化、フォーム入力履歴設定の追加、ネイティブ動画のフルスクリーン再生やポスターフレームの表示機能(動画データが再生される前に表示できる画像)の追加といったユーザー向けの新機能や機能向上が含まれる。

 また、HTML5 File API、新しいCSS、DOM、HTML5テクノロジー、WOFF(Web Open Font Format)フォントフォーマットのサポート、Firefoxのクラッシュ防止・安定性向上のためのサードパーティソフトのコンポーネント利用に対する制約の追加などの開発者向けの機能強化も含まれている。

 「Firefox 3.6」は当初、2009年末にリリース予定だったが、現時点の最終リリース予定は2010年1月ごろとなっている。

 RC版は最終的な正式リリース版に近いが、重要なバグの影響により、新しいRC版が正式版公開前にリリースされることもある。

 「Firefox 3.6」ベータ版利用者は自動的にリリース候補版にアップデートされる。また、手動でアップデートを確認することも可能だ。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2010/1/12 12:26