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サブスクの解約を簡単に…米国で施行目前だった「クリック・トゥ・キャンセル」規則がお流れに

 米連邦取引委員会(FTC)が施行を目指していた「クリック・トゥ・キャンセル」規則が無効化されたことが明らかになった。

 クリック・トゥ・キャンセルとは、オンラインでのサービス解約を、サービス登録時と同じくらい簡単に行えるようにすることを企業に義務付けるもの。バイデン政権下ですでに承認され、7月14日に発効する予定だったが、FTCの調査結果に異議を唱える時間が十分に与えられなかったとして、多くの業界団体や企業がFTCを提訴。その結果、米国法で義務付けられている規則制定プロセスを遵守していなかったと裁判所に判断され、このたび無効化に至ったという。消費者にとっては歓迎すべきだったこの規則、今後あらためて再導入が試みられる可能性はなくはないが、プロセスに不備があることを承知で政権交代前に急いで通過させたと判断されたことで「現在の政治情勢では(再導入の)可能性は低いだろう」と、「9to5Mac」は分析している。