中国動画共有サイト最大手「Youku」が著作権管理プラットフォーム


Youku

 中国動画共有サイト最大手のYoukuは20日、著作権認識管理プラットフォームの運用を開始したと発表した。同社によれば、この種の仕組みは中国国内では初めてのものだという。

 著作権認識管理プラットフォームの導入により、Youkuユーザーによる著作権侵害動画コンテンツのアップロードを識別し、防止する能力が著しく向上。また、著作権者の立場からは、Youkuをマーケティングを生かせるようになるとしている。

 YoukuのCTOであるYao Jian氏は「著作権認識システムの試験運用は、欧州と米国のオーディオ/ビデオ著作権者を対象に既に始まっている」としている。

 また、Youkuでは、2010年はコンテンツの獲得に積極的に取り組むだけでなく、速度向上と全体的なユーザー体験の向上のために研究・開発にもより一層の投資を行うとしている。

 さらに、同日設立された「China Network Copyright Committee」にYoukuが参加したことも明らかにした。この委員会は、中国におけるインターネット著作権問題を扱う初めての公式な委員会だとしている。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2010/1/21 12:52