MSの宇宙地図「WorldWide Telescope」をBing Mapsに統合
「Bing Maps」上の「WorldWide Telescope」アプリケーション |
米Microsoftは17日、同社の宇宙地図サービス「WorldWide Telescope(WWT)」を、地図サイト「Bing Maps」のアプリケーションとして利用できるようにしたと発表した。
WWTは、Microsoft Researchによるプロジェクトで、約2年前に発表された。太陽系の惑星、恒星などの天体や、天体観測データを、望遠鏡で見るように閲覧できる無料サービスだ。
当初はWWT専用アプリケーションでなければ利用できなかったが、その後、Silverlightを利用したWebアプリケーションとなっていた。それが今回、Bing Mapsのアプリケーションの1つとして利用できるようになった。
日本からBing Mapsアプリケーションを利用するためには、Bing Mapsのページ右上隅にあるロケーション設定を「United States」に変更する必要がある。次に画面左下にある「MAP APPS」リンクによってアプリケーションの一覧を表示させ、その中にある「WorldWide Telescope」を選択することで利用を開始できる。
画面左欄がナビゲーション画面となっている。「Collections」と呼ばれる部分から、惑星や、ハッブル、チャンドラなど種々の衛星望遠鏡のデータを眺めることも可能だ。
さらにWWTには、現時点の空を見上げた時の宇宙を見られるという特徴がある。左欄の「Start」をクリックし、メインパネルに表示されている地図の上に望遠鏡アイコンをドラッグ&ドロップすると、その時点での天空画面が表示される。その画面には、星座や恒星、惑星などに関する情報が表示されている。
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(青木 大我 taiga@scientist.com)
2010/3/18 12:28
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