「ブラウザー選択画面」導入後のEU地域、IEの減少傾向続く


2010年3月のEU地域におけるブラウザーのシェア

 アクセス解析サービスを提供している米Quantcastは12日、EU地域におけるWebブラウザーのシェアに関する調査結果を公表した。EU地域では、3月1日からWindows OSにWebブラウザーの選択画面が導入された。Internet Explorer(IE)のシェアは減少傾向にあり、他のWebブラウザーのシェアが増加している。

 Quantcastの調査によれば、EU地域における2010年3月のWebブラウザーのシェアは、IEが47.2%、Firefoxが36.8%、Google Chromeが8.2%、Safariが3.6%、Operaが3.1%、その他が1.0%。

 Webブラウザーの選択画面が導入されてからの1カ月間では、IEのシェアは1.2ポイント減少。一方で、Firefoxは0.8ポイント増加、Google Chromeは0.5ポイント増加、Safariは0.1ポイント増加している。ただし、こうした傾向はWebブラウザー選択画面の導入以前から続いており、IEのシェアは直近の3カ月間では3.7ポイント、1年間では10.8ポイント減少している。

EU地域のブラウザーシェアの推移1カ月、3カ月、1年でのブラウザーシェアの変化

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(三柳 英樹)

2010/4/13 14:50