「はやぶさ」地球帰還、関連サイトや生中継に多数のアクセス
JAXAの「はやぶさ」特設サイト |
小惑星探査機「はやぶさ」が13日地球に帰還し、帰還の模様を伝えるネット中継や関連サイトが多数のアクセスを集めた。
「はやぶさ」は、工学技術実証や、小惑星から表面の物質(サンプル)を地球に持ち帰る技術の確立、イオンエンジンによる惑星間航行などを目的として、2003年5月9日に打ち上げられた小惑星探査機。2005年11月に小惑星「イトカワ」に2度の着陸を行ったが、トラブルにより地球との通信が途絶えるなどしたため、2007年6月の地球帰還を3年間延期。2007年から地球帰還に向け航行を開始し、2010年6月13日に地球に帰還。カプセルを分離した後、大気圏に突入した。
カプセルの分離は13日午後7時51分に行われたが、その頃には宇宙航空研究開発機構(JAXA)のはやぶさ特設サイトにアクセスが殺到。サイトが見づらい状態が続いた。JAXAではUstreamによる管制室の生中継も実施し、合計視聴数は36万回以上に及んだ。
また、カプセルが帰還するオーストラリアからは、ニコニコ動画の「ニコニコ生放送」と、和歌山大学宇宙教育研究所によるUstream中継が行われた。ニコニコ生放送には21万人以上の来場者があり、和歌山大学のUstream中継は合計視聴数が63万回以上となった。ニコニコ生放送では現在、プレミアム会員向けのタイムシフト配信を行っている。
関連情報
(三柳 英樹)
2010/6/14 19:10
-ページの先頭へ-