一般向け音声認識ソフト「AmiVoice SP」、ブログ用など4つの辞書を搭載


 株式会社アドバンスト・メディアは、コンシューマー向け音声認識ソフトの新製品「AmiVoice SP」を7月23日を発売する。Windows 7/Vista/XPに対応しており、価格はUSBマイク付きパッケージが2万6040円、マイクなしが2万790円など。また、株式会社サイバーフロントから、ダウロード版も1万5540円で販売する。

 AmiVoice SPは、マイクに向かって話すことでテキスト入力が行えるソフト。不特定話者対応の音声認識技術「AmiVoice」を搭載しており、事前に使用者の声や話し方の特徴を学習させる必要がないとしている。


「AmiVoice SP」パッケージ入力画面

 用途別の4種類のマスター辞書を搭載した。「ブログ日記・メール辞書」はプライベートのブログやメールに適したもので、例えば「コメント大歓迎です。(^^)」など顔文字も入力可能。このほか、口語調の表現が多い文章に適した「しゃべりことば辞書」、報告書やていねいな言葉使いの文章などに適した「書きことば辞書」、新聞やニュース原稿のような文章に適した「政治経済辞書」がある。よく使う固有名詞や専門用語などの単語をユーザーが登録することも可能だ。

 マイク入力のほか、音声ファイルを文字に変換する機能もある。ただし、口元とマイクの距離が5cm以内で録音した、はっきりした音声であることが条件。メモ代わりにボイスレコーダーなどに向かって話したものを後から書き起こすような使い方を想定しており、会議や講演などマイクまでの距離が遠い場合は認識できない。


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(永沢 茂)

2010/7/9 15:12