現在地情報を共有できる「Google Latitude」のiPhoneアプリ公開


Google Latitude app for iPhone

 米Googleは13日、知人と現在地情報を共有できるアプリ「Google Latitude app for iPhone」を公開したと発表した。iOS 4.0以上のiPhone 4/3GS、iPad、iPod touch(第3世代、第4世代)に対応しており、App Storeから無料でダウンロードできる。

 Google Latitudeは、登録した知人や自分が今どこにいるかをGoogle Mapsの地図上に表示して共有できるサービス。近くにいる知人を見つけて、電話をかけたり、メールを送ることも可能だ。位置情報を公開する相手などのプライバシー設定も備える。

 Google Latitudeのアプリを閉じた後も、バックグラウンドで位置情報を更新できるのが特徴。Googleによると、iOS 4.0のマルチタスク機能により実現したものだという。iOS 4.0がリリースされる以前は、Google Latitudeはウェブアプリケーションとして提供されていた。

 なお、バックグラウンドでの位置情報の更新機能は、iPhone 4/3GS、iPad(3G版)のみの対応。また、プライバシー設定によりバックグラウンドでの更新をオフにすることも可能だ。

 Googleによれば、すでにGoogle Latitudeは、AndroidやBackBerry、Symbian、Windows Mobileの端末で900万人以上が利用しているという。


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(永沢 茂)

2010/12/15 13:01