MyDoom、I LOVE YOUなど「サイバー犯罪の10年間」、マカフィーがレポート
マカフィー株式会社は2日、2000年~2010年におけるサイバー犯罪の傾向を解説したレポート「サイバー犯罪の10年間」を発表した。2月2日の「情報セキュリティの日」にあわせて発表したもので、巧妙化が進むサイバー犯罪に警鐘を鳴らし、セキュリティへの意識を深めることが狙い。同社サイトより11ページのPDFファイルをダウンロードできる。
レポートでは、エクスプロイトトップ5として、ワームの「MyDoom」「I LOVE YOU」「Conficker」「Stuxnet」、ボットネットの「Zeus」を挙げている。
また、詐欺トップ5としては「スケアウェア」を一番に挙げ、「偽のウイルス対策ソフトの販売こそが最も狡猾かつ大きな被害を出した詐欺といえる」と述べている。以下は「フィッシング詐欺」「偽のウェブサイト」「オンラインデート詐欺」「ナイジェリア詐欺」。
今後流行するサイバー犯罪としては、Twitterなどを悪用した悪意のあるリンクや、偽の友達リクエストなどのソーシャルネットワーキング詐欺などを挙げている。
また、FoursquareやGoogle Places、Gowallaなど、現在位置情報に基づいたサービスも危険性をはらんでいるという。リアル世界で自分がどこにいるかを投稿することで、ユーザーの行動パターンやいつ家を空けるかといった情報を犯罪者に教えることになると指摘。オンラインで入手可能な情報と合わせることで、強盗などの実世界における重大な犯罪に繋がる恐れがあるとしている。
関連情報
(永沢 茂)
2011/2/3 11:55
-ページの先頭へ-