シマンテック、「ノートン2012」パブリックベータ版を公開


「ノートン インターネットセキュリティ 2012」パブリックベータ版のメイン画面

 株式会社シマンテックは18日、「ノートン インターネットセキュリティ 2012」と「ノートン アンチウイルス 2012」のパブリックベータ版を公開した。同社サイトから無料でダウンロードできる。対応OSはWindows 7/Vista/XP(SP2以上)。利用期間は14日間。新しいビルドが公開されれば、さらに14日間継続して利用できる。

 機能面では、シマンテックが独自に開発したレピュテーション(評価)ベースのセキュリティ技術の最新バージョン「インサイト 3.0」を搭載。シマンテックユーザーの中から、任意での協力により集められた数百万もの匿名ソフトウェア採用パターンを活用し、新たな悪意あるソフトウェアを自動的に検出して阻止する。

 また、ダウンロードするファイルの安全性を評価する「ダウンロード インサイト」も刷新。ダウンロードしたアプリケーションをパソコンにインストールする際に、システムが不安定になる可能性がある場合には、その情報をインストール前に通知できるようになった。

 さらに、アプリケーションの振る舞いを常時チェックする「SONAR」がアップグレードされ、怪しい振る舞いのあるアプリケーションをより早く検知し、無効化できるようになった。このほか、帯域制限機能として、製品がセキュリティアップデートなどで使用する帯域幅の調整が可能となった。

 「ノートン インターネットセキュリティ 2012」ベータ版のみに搭載される機能としては、ユーザーの個人情報を安全に管理する「ノートン ID セーフ」を追加。製品がインストールされていれば、どのパソコンからでもクラウド上に保存された自分のパスワードやログイン情報を利用できるようになった。


関連情報


(増田 覚)

2011/4/18 12:38